ソウキ王朝偽典・菜緒虎伝
チュウカナ大陸の見た目は、地球でいう極東アジアが忠実に摸倣された地域である。
解り易く言うなら、日本まで描かれている中国の地図を想像してもらえればいい。
シミュレーションゲームが好きなら、三國志を題材にしたゲームの画面といえば解り易いだろう。
そして、ゲーム画面のように東西南北が透明な壁によって仕切られている。
透明なケースに入れられて再現された情景模型のような世界だ。
もっとも東は海、西は砂漠、北は氷土、南は堅牢な山脈。
過酷な自然の脅威によってその先へ行くことを阻んでいるので壁の存在はあまり知られてはいない。
いま、チュウカナ大陸に戦争の影が忍び寄っていた
この物語は後にソウキ王朝を打ち建てた初代皇帝ソウキ・リュウイチの傍らにあって、常に戦地を駆けた一人のエルフの女傑、菜緒虎の物語である。
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