中山道板橋宿つばくろ屋
番外編、「短夜のおと」「すえひろがり」、続けて拝読しました。
どちらも、心にずしりときましたね。
前者は、出産に際したときの度胸のすわった女子に対し、初めて父親になる男の揺れ動く心境が手に取るようにわかりましたし、後者は誰も悪気がなかった中で傷ついてしまったすえちゃんの心が再び周りの人間の心によって温められていく様がよくわかりました。
時代小説ながら、今まさに目の前で起こっているかのような、そんな気持ちにさせてくれる作品でした!
ありがとうございました! *ネタバレご用心*
ここ数日、私はすえちゃんの肩に乗って江戸探訪をしてる気分だった! ますます磨きがかかる五十鈴さんの端整な筆さばきで、長屋暮らしや手習い所……江戸の毎日を堪能しました。カタチばかりじゃないよ。ここには江戸に生きる人々の想いがギゥッと詰まっていた! 明るく娘に「てつだっておくれ」と言う母親、子守を頼み、また進んで赤ちゃんの世話をする子供たち。手習い所での、書きつぶして真っ黒な半紙(しかも幼い子の面倒までみてる!)も良かった!……井戸端のおしゃべり(時に明け透け過ぎる?)は日常を彩る大切なファクトだし。ギュッと言えば、最初と最後を飾った親子三人が一塊になってギュッと抱き合うシーン、最高!
後半は(作者のまんまと術中に嵌って)泣いちゃったよ! てやんでぃ、湿っぽくない涙が、江戸っ子流だい(*´σー`)エヘヘ
「すえひろがり」のタイトルからして、心に染み入る物語を、堪能しました!
今回のお話も良かったです!!
*ネタばれ注意
末広がりの『末』
とても良い言葉です。確かにあの頃は『末』だの『留』だのが末子に(もしくは打ち止めの願いをこめて)つけられていました。お友達の疑問ももっともなことなのですが、その『末』がこんなに素敵な名前になるなんて!!
ご両親の愛情を凄く感じました。
それでいて、いつかは本当のことを伝えるつもりだったのですね。
生みの親もまた、親ではあります。
亭主さえしっかりしていたら、手放さずにすんだのに……。
それでも、こんなに愛され、真っ直ぐに育った娘をいつか見ることができたなら喜んでくれますよね(^^)
うんうん。きっと仕合せは続いていきますとも!!
漸く! 遅ればせながら! この番外編を味わった皆様の列に加わることができました!
今は唯、佐久と弥多、そしてこの物語に記された人々と同様、シアワセを噛みしめています。
この短い番外編の中で溢れだす新しい命への想い――
私は考えずにはいられませんでした。生まれてくる全ての子供たちが、きっと、絶対、こんな風だったのだと。
父母や祖父母、既に亡い人たちや友人、知人(メンドクサイ人含む!)周囲の人たち、皆の愛と希望を一身に受けて誕生の時を待っている……
いいなあ!
佐久の息遣いや弥多の優しい眼差しがリアルに伝わって来て、烏滸がましくも、ワタシが、これから生まれてくる、その子じゃないかと錯覚するくらい、満ち足りた思いを味わいましたッ (∀`*ゞ)エヘヘ
未来へ!
佐久と弥多の子が生きる時代はどんなだろう?
心からの祝福とともに、ああ! もうワクワクが止まらない。
令和の年に、このワクワクを、満たしてくださらんことを!
五十鈴様、何卒よろしくお願いいたします!!!
また、お邪魔します……|д゚)
番外編「散る日、照る日」拝読いたしました。
なるほど……本編ではあまり好感を持てなかった松太郎さんでしたが、こういう経緯があったのですね……。
彼のひととなりを垣間見ることができました。
彼は彼なりに生家の生業に悩んでいたのですね。
そして彼の前に現れた、彼を照らすひとすじの光――。
でも、それには手が届かなかった。
それもまた、一つの人生なのかなと思います。
そうやって、ひとは育っていくのでしょうね。色々と考えさせられました。
では、また読みに参ります。
大変遅くなってしまいましたが、番外編「花に染む」を拝読いたしましたので感想を入れさせていただきます!
何をいまさらって感じですみません……|д゚)
今回は、伊平さんのラブストーリーでしたね。
「チャンスは二度こない」
そんな格言を思い出させるような、積極的な伊平さんのアプローチ。それでもって幸せな日々が――と思いきやの展開。なるほど、佐久ちゃんがしっかり者だったというのがよく分かるエピソードだと思いました。
それにしても、お母さんが亡くなったときの佐久ちゃんの様子が、切なくてたまりませんでした。
実は通勤の地下鉄の中で読んでいたのですが必死に涙が出るのを堪えていたほどです。
また、次も読みにまいりますね!
短夜の音、読ませていただきました!
ついにあの二人にも新しい命がやってきたのですね。
女親と違って父親の気持ちはまた違うものなんでしょうね。
でも、優しい二人にはきっと素敵な子がやってかるでしょう。周りの温かい人たちとともに、幸せな未来が想像できます。
では、これからも執筆頑張ってください!
今回の外伝も、とても良かったです(⋈◍>◡<◍)。✧♡
*ネタバレ注意
どちらかというと、子供子供していた佐久ちゃんが、ついにお母さんになるのですね❤
優しい彼女は、とても良い母親になることでしょう。
そして○○さんも父になる。
色々悩むこともあるでしょうが、不安になるのは、子供の幸せを、こんなにも真剣に考えているから。きっと良い父親になりますよ!
生まれてくる子供が、おたかさんの生まれ変わりであれば良い。私もそう考えていました。でも、藤七さんの言葉に、ハッとさせられました。こんなにも自分のことをわかってくれている人に愛されて、それでもおたかは幸せだったと思います。
そしてもちろん、自分の娘として生まれてきて欲しいと願われるほどに大切に想われたことも。改めてたかの生涯に思いを馳せました。
最後に、生まれてくる子供の性別が明かされないところも良かったです。きっとこれは、作者様の計算ですね。私を含め、このお話の読者は、いつかそのことが明かされるまで、存分に想像して楽しむことが出来ます。
ではまた、次の外伝を楽しみにお待ちしています!!
「散る日、照る日」、完結おめでとうございます。
物に困らない環境に生まれ育って、自分は恵まれているし、父親の価値観を当たり前だと思っていた松太郎さんが少しずつ変わっていく姿が良かったです。佐久の自然な明るさが松太郎さんの心の中に小さな疑問を生み、松太郎さんを大人にしてくれたんですね。佐久を通して見えた世界が松太郎さんを変え、これからの松太郎さんを救ってくれるんだろうと思えてこちらもほっとしました。
いつもながら滑らかな文章に、生き生きとした描写も素晴らしかったです。
次の番外編もお待ちしています!!
時代小説の情緒、五十鈴様の真骨頂、堪能させていただきました!
まさに番外編の醍醐味です。松太郎の視線で見る〈つばくろ屋〉とその看板娘・佐久の物語とは!
五十鈴様の1ファンとして嬉し過ぎます。
どんな脇役にも常にきめ細やかな描写でしっかりと読み手の心に存在感を刻む五十鈴様、本編での松太郎も〈悪役〉になり切れない魅力的な、そして興味をそそる人物でしたが、今作を呼んで「なるほど、そうだったのか!」と大いに納得しました。
その上で――
どんな性格、環境、立場であろうと、〈恋〉は最高の教師……!
松太郎が恋に磨かれて、より一層、人間として成長することを確信させていただきました。
それにしても、一見(?)ウジウジしていても、松太郎、江戸っ子だねぇ!(え? 板橋だけど?)
撃ち抜かれました。
>それでも松太郎は佐久の仕合せを願っている。本当に好きだったからこそ、仕合わせになってほしい。
(・∀・)ウン!! 江戸っ子はそうでなくっちゃあ!
〈つばくろ屋〉のさらなる物語、楽しみに待っています!
追記;風邪(=ふうじゃ)表記に流石!と唸りました。
<散る日、照る日>も面白かったです!!
*ネタばれ注意
松太郎さんと佐久ちゃんはそうして出会ったのですね。
多分、佐久ちゃんには何気ない日常にまぎれたひとコマ。誰にでも親切にしてますからね。
でも、松太郎さんにとって、佐久ちゃんがどんなにまぶしく見えたのかが伝わってきました。
最初から跡取り息子として生まれてきて、金銭的には苦労しなかったでしょうが、彼なりの悩みもわかる気がします。
基本やさしいから、お父さんみたいになるのは気が重いですよね。
重いけど、後を継ぐ限りはやらなきゃいけないし、佐久ちゃんとの出会いが無ければ、いつか慣れてしまってお父さんのようになってたかも。
初恋は実らなかったけど、佐久ちゃんは、彼の中に大きな光を残したと思います。
うん、誇っていいです!!
はつさんも素敵な女性でしたね(⋈◍>◡<◍)。✧♡
パパも信心深くなっててちょっと和みました。
「花に染む」素敵なお話でした(^^♪
*ネタばれ注意
本編では伊平さんは「温厚だけど芯のあるお父さん」というイメージでしたが、中々情熱的なところも見せていただきました❤
喜久さんは、伊平さんの優しさ、誠実さをよく見てましたね。若い女だけちやほやするような人ではなく、老女にも優しい伊平さんとだったら、共白髪になるまで仲良し夫婦でいられたでしょうに残念でした。
それとは別に、こういう伊平さんだから飯盛り女にも心から優しいんでしょうね。
喜久さんは本編では少ししか出ませんでしたが、こうやって読んでみると、やっぱり佐久ちゃんのお母さんですね。その素敵な笑顔がダブりました。
幼子を残して逝くのは本当に辛かったと思うけど、娘が一人きりになったり、不幸になったりすることだけはないと、そこは安心していたように思います。
佐久ちゃんは長生きしそうだから、お母さんの分までずっと、ずっと幸せに暮らすことでしょう。
それこそがお母さんの望みでしょうから、一番の親孝行をしたことになりますね。
またの外伝をお待ちしております!!
あなたにおすすめの小説
何も知らなかったのと言われてももう戻りません
ふゆきまゆ王太子様、残念ですが断罪イベントには一日遅かったようです
SINSIN殿下、側妃とお幸せに! 正妃をやめたら溺愛されました
まるねこもしも私が死んだなら、あなたは後悔してくれますか?
迦陵 れん【完結】「家族同然の幼なじみが大事」と言い放った婚約者様、どうぞお幸せに。私は婚約を破棄して自分の道を行きます
シマセイ