拾われた春と冬の番
森に捨てられていた人間の子供を拾って育ててくれたのが、狼獣人のツキシロ家だった。
本当の息子のように愛してくれる家族が大好きで、その恩に報いたい。それだけを思って生きてきたハルはある冬の夜、義兄フユの異変に気づく。
発情期と重なると体の内側から凍気が溢れ出し、触れるものを全て凍らせてしまう呪い。その呪いが唯一通じないのがハルだった。解く方法も分かっている。なのにフユはハルを使おうとしない。
またハルは役に立たない。いつも。
恩返しがしたいだけだと思っていた。でも違う。
自分の気持ちに気づいた時、ハルは義兄の部屋へと走り出した。
狼獣人の義兄×人間の義弟。番の話。R18あり。
本当の息子のように愛してくれる家族が大好きで、その恩に報いたい。それだけを思って生きてきたハルはある冬の夜、義兄フユの異変に気づく。
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またハルは役に立たない。いつも。
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