氷の令嬢は、婚約破棄の先で微笑う
「冷たい」「恐ろしい」「悪役そのもの」……そんな噂ばかりが先行する公爵令嬢セレナ。
婚約者である王太子・レオナードから、華やかな舞踏会で突然の婚約破棄を突きつけられる。
その場は動揺に包まれたが、当のセレナはまったく取り乱すこともなく、涼やかな表情で淡々と王太子の申し出を受け入れた。
婚約者である王太子・レオナードから、華やかな舞踏会で突然の婚約破棄を突きつけられる。
その場は動揺に包まれたが、当のセレナはまったく取り乱すこともなく、涼やかな表情で淡々と王太子の申し出を受け入れた。
あなたにおすすめの小説
身代わりの役目は終えました。旦那様、約束通り離縁いたします
病弱で愛される義妹ジゼルダの身代わりとして、冷酷無慈悲と恐れられる辺境伯ベルティアンへ嫁いだアヴェリーナ。
交わされた密約はひとつ。「三年後、荒廃した領地経営を立て直し、義妹が成人を迎えたら離縁して解放する」。
使用人以下の扱いと夫の冷淡な視線に耐え、アヴェリーナは寝食を忘れて領地改革に尽力した。
約束の三年が経ち、領地が未曾有の繁栄を遂げた日、アヴェリーナは迷わず署名済みの離縁状を差し出し、夜明けの屋敷を去る。
しかし、彼女を蔑んでいたはずの夫ベルティアンは血相を変えて行方を追い、実家は身代わりに仕組んだ恐るべき陰謀を暴かれ破滅へと狂い出していた。
すべてを義務として切り捨てた妻と、すべてを失って初めて己の真実の誓いに気づいた夫の、清算と再生の物語。
婚約破棄の慰謝料は、あなたのお祖母様でお願いします~大奥様は大喜びで家出しました~
「慰謝料は宝石でも屋敷でも、好きなものを選べ」
婚約者の侯爵家嫡男ギルバートから、夜会で一方的に婚約破棄された伯爵令嬢クレア。
彼女が選んだのは、宝石でも屋敷でもなく――元婚約者の「お祖母様」だった。
もちろん、人を品物として受け取るわけではない。ご本人に一緒に暮らしませんかと尋ねただけ。
ところが、五十年にわたり侯爵家を支えてきた大奥様エレノアは、誰よりも嬉しそうに立ち上がる。
「行きます! さっそく荷造りをしてきますわ!」
始まったのは、小さな町家での自由な二人暮らし。
焦げたパンに、黄色いカーテン、自分の手で植える花。七十三歳の大奥様が新しい毎日を楽しむ一方、彼女の無償の働きに頼っていた侯爵家は慌て始める。
そしてクレアにも、大奥様の孫で誠実な青年レオンとの、思いがけない恋が訪れて――。
元婚約者への軽いざまぁ、女性二人の家族愛、新しい恋を描く、全6話(10/13中に投稿)完結のハッピーエンドです。
あなたの愛が正しいわ
旧題:あなたの愛が正しいわ~夫が私の悪口を言っていたので理想の妻になってあげたのに、どうしてそんな顔をするの?~
夫と一緒に訪れた夜会で、夫が男友達に私の悪口を言っているのを聞いてしまった。そのことをきっかけに、私は夫の理想の妻になることを決める。それまで夫を心の底から愛して尽くしていたけど、それがうっとうしかったそうだ。夫に付きまとうのをやめた私は、生まれ変わったように清々しい気分になっていた。
一方、夫は妻の変化に戸惑い、誤解があったことに気がつき、自分の今までの酷い態度を謝ったが、妻は美しい笑みを浮かべてこういった。
「いいえ、間違っていたのは私のほう。あなたの愛が正しいわ」
獣化できない出来損ないと捨てられた私を、銀豹の将軍が番として迎えに来ました
金狼の名門ゴルトハイム侯爵家の長女ルチアは、十八になっても獣化できない「出来損ない」。
離れに追いやられ、下働き同然の日々を送っていた。
ある日、凱旋した英雄・銀豹の将軍カシウスが、褒賞として「ゴルトハイム家の娘をひとり」と望む。
誰もが着飾った妹ヘレナだと思う中、彼が膝をついたのは、裏庭で洗濯籠を抱えたルチアの前だった。
「ようやく、迎えに来られた。俺の番」
八年前の森で交わした、ささやかな出会い。
そして、ルチアが獣化できない本当の理由とは――。
※この作品は、外部サイトでも掲載しております。
【完結】聖女と国王は恋仲にしか見えませんので、私は妻をやめます
王妃アリアは、国王レオンと聖女セレナが愛し合っているという噂に苦しんでいた。夜通し共に過ごし、人前で名前を呼び合い、触れ合う二人は、誰の目にも恋仲にしか見えない。
それでもレオンは「国を守るために必要なことだ」と妻の痛みに気づかず、セレナも王妃の席へ座り、妻のように振る舞い続ける。ついに礼拝堂で、アリアは皆の前で二人を問いただす。
「お二人には、本当に呆れましたわ」そして結婚指輪をレオンへ投げつけ、「私は、あなたの妻をやめます」と宣言する。だが王妃が去った直後、妻になったつもりで振る舞う聖女へ、王宮中の視線は冷たく変わっていき。
【完結】結婚式前~婚約者の王太子に「最愛の女が別にいるので、お前を愛することはない」と言われました~
挙式が迫るなか婚約者の王太子に「結婚しても俺の最愛の女は別にいる。お前を愛することはない」とはっきり言い切られた公爵令嬢アデル。しかしどんなに婚約者としてないがしろにされても女性としての誇りを傷つけられても彼女は平気だった。なぜなら大切な「心の拠り所」があるから……。しかし、王立学園の卒業ダンスパーティーの夜、アデルはかつてない、世にも酷い仕打ちを受けるのだった―― ※神視点。■なろうにも別タイトルで重複投稿←【ジャンル日間4位】。
夫が王宮舞踏会の開幕の一曲を愛人と踊ったので、離縁します。侯爵家の招待状も王太后さまとのお茶会も、ぜんぶ私が回していたのですけれど
結婚六年目の秋、王宮舞踏会。夫婦で踊る開幕の一曲を、夫は愛人と踊った――侯爵家の社交を六年間支えてきたのは、招待状の一枚から王太后さまとの縁まで、すべて妻のアメリアだったのに。ならば、その糸をぜんぶ引き上げて離縁します。招待の返事が来ない。縁談が流れる。王家の狩猟会から外される。音を立てて崩れる侯爵家を横目に、アメリアの前には「開幕の一曲を十二年間踊らない」北の公爵が現れて……。全六話。
「人形のようだ」と婚約破棄されたので、もう完璧を演じるのはやめようと思います
「今この瞬間、お前との婚約を破棄する」
婚約者である王太子・アルバートが、聖女・ミリーと口付けを交わす現場に出くわしてしまったレティシア。
しかし彼は、謝罪をするどころか、レティシアに対し冷たく婚約破棄を告げる。
「お前のその完璧なところが、人形じみていて嫌いなのだ」
婚約者を奪われ、実家へ戻ったレティシアを待っていたのは、実父と継母による謂れのない叱責と、周囲から向けられる嘲笑の目だった。
貴族の結婚に、愛は要らない――。
そう自分に言い聞かせて胸の奥へ仕舞い込んだはずの、嘗ての恋。
しかし、ゼハディア帝国の皇太子・イヴァンとの再会により、レティシアの心は大きく揺れ動く。
「愛される結婚の方が、幸せだと思うけどな」
昔と変わらぬ笑顔に、封じたはずの想いが疼く。
婚約破棄をきっかけに、少しずつ変わりゆくふたりの関係。
一度は諦めたはずの恋心が、再び胸の奥で息を吹き返して……。
ログインすると感想の投稿ができます。