聖女と持ち上げて魔王の娘と分かったら追放?なら望み通り魔王になりますね

身寄りのない少女フィーネは生まれつき貴重な『魔法』が使えた。
そのため王国に迎えられ、第三王子グラシオとの婚約を行うが――

「この偽の聖女め! 貴様には魔王の血が流れていたわ!」

フィーネに魔族、しかも魔王の血が流れていると知り、王子含む王国中が『聖女』と呼んだフィーネを虐待。
王子によって辺境の地に追放されるフィーネであったが――

「そんなに私を魔王と呼ぶなら、望み通り魔王になってあげるわ」

フィーネの中に眠っていた魔王の血が完全に覚醒。
魔王となった聖女は己を迫害した王国へ復讐の炎を向ける。
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