家を乗っ取られそうだったので、夫を募集したら――いいのを引き当てました。 契約夫婦、ただいま発酵中。

婚約者の死後、婚約解消した令嬢という肩書だけが残った伯爵令嬢ローザリア。
それを利用しようとした義兄の企みを阻止するため、
現れたのは婚約者の“親友”を名乗る男、ヴァルドだった。

条件付きで始まった契約結婚。
干渉しない。恋もしない。形式だけの関係。
……だったはずなのに。

視線が合えば、胸が騒ぐ。
手が触れれば、指先が熱くなる。
そして今朝も、カーテン越しに差し込む光の中で――

これは、“仮面夫婦”のスパイスが効きすぎた、
じわじわ発酵する恋のレシピ。
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