私最強でした小説一覧

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 「お姉様のそのもふもふした人形頂戴」  妹のシドニースは私のドレスも装飾品もなんでも奪っていきました。  毒両親は妹を甘やかして溺愛され育てたため、どうしようもないクズに育ちました。 元からクズなのでしょうか。  「うるさいわね、お姉様は私になんでも差し出せばいいのよ」  妹を殺しざまぁして毒両親から逃げ出します。  「シンシア、悪いが君に婚約破棄を告げる」  はぁ?もふもふ人形達程ではないにしても少しは愛していた婚約者に婚約破棄を告げられました。  「俺は真実の愛に目覚めたんだ」  「驚かないで聞いて欲しいんだが、その相手というのは君の妹のシドニースなんだ」 驚きました。 今気づいたのですが、妹と私の婚約者はいつのまにやら出来上がっていたようです。 私は妹に婚約者まで奪われていたようですが、私にとって婚約者はどうでもいい存在だったようです、  少しは愛しているつもりだったのですが、今になって思えば妹はよく私の婚約者に会っていましたね。 ふーん、どうでもいいやーってもふもふ人形達をもふもふしていましたからね。  「驚かないで聞いて欲しいんだけど、貴方の愛する人はもう死んだわよ」  「はぁ?」  婚約破棄されて許せないので、とりあえず元婚約者も殺しました。  殺してからなんなのですが、こんな殿方凄くどうでもいいのでわざわざ殺す事もなかったと思います(笑)  森の奥深くに逃げ込むと、もふもふした獣がいたので可愛がり、一緒に暮らす事にしました。  「俺をもふもふするとは、ただの馬鹿か勇猛なのか」  もふもふはイケメンになりました。  私はもふもふ(イケメン)を愛し、イケメン(もふもふ)は私を愛します。 なんだか少しすれ違ってる気もしますが、私達は幸せに暮らしています。 ここでは私を虐げる者もいません。  次第にもふもふのイケメンの方にも興味が持ち、私もイケメンを愛するようになりました。  「お前は聖女だったんだ」  どうやら私は聖女だったようです。  無意識に人類をモンスターから守っていたようですが、人類を捨ててもふもふイケメンを選んだ事で 人類を守る事を辞めていたようです。  「金なら幾らでも払う。助けてくれ聖女様」  まぁ今更そんな事言われてももう遅い。 私達はらぶらぶ子作りセックスしてもふもふして幸せなので、今更戻ってきてくれとか助けてくれとか 国が亡びるとか人類が亡びるとか言われても知りませーん。 どうぞ不幸になって行ってくださーい、ざまぁぁぁ(笑)
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文字数 4,715 最終更新日 2021.09.09 登録日 2020.12.06
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