成長記 小説一覧
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旅行中、バイソンの群れに踏まれて死んだ。あっけない最期だった。
女神に「生きるのに何が必要?」と問われ、「今のままでいい」と答えたところ、
「じゃあ魔法は使い放題にしておくね」とだけ言われて、霊体のまま異世界に転移してしまった。
物は透過する。声は届かない。誰にも見えない。
完璧な「いないも同然」な存在として彷徨う中、立派なお屋敷の中で
生まれたばかりの赤ん坊がこちらに手を伸ばしてくる。
目が合った。確かに、見えている。
「よし、この子を守ろう」
この一言が、孤独に死んだ旅人の死後の全てになった。
辺境伯家の嫡男・レオネル。
転ぶ練習を見守り、勉強をヒントで助け、敵の矢を魔力で逸らし、
ミリア夫人の体調を夜ごと支え、政略の情報を暗号で伝え——
気づけばすっかり「守護精霊・イチ様」として家の慣習に組み込まれていた。
「ただの死んだ旅行者なんですが」と思いながら。
お坊っちゃんは育つ。笑い、悩み、戦い、選び、そして——
王家に婿入りし、国王の座に就く。
これは私の話ではない。
お坊っちゃんの成長記録である。
記録者は、死んでいる。
そして——末代まで、見守り続ける。
文字数 15,941
最終更新日 2026.04.18
登録日 2026.04.18
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こちら、地味系人事部です。 眼鏡男子と恋する乙女
レンタル有り旧題:私が恋したのは、地味系人事部給与計算担当の彼でした
*アルファポリス文庫より書籍化*
私が一目惚れしたのは、人事部の地味系眼鏡の彼でした――。
三郷 芙美(さんごう ふみ)は営業職として働く社会人三年目・25歳。
周りの同期は資格を取ったり転職したり、未来に向かって頑張っているのに、自分は将来どうしたいのか分からなくていつもモヤモヤ。そんな時に出会ったのは、人事部の地味男子・藤堂 厚(とうどう あつし)。
不気味な眼鏡とモサモサの前髪で、人事の意味不明な専門用語を連発する藤堂。
その斬新なコミュニケーションの彼に、なぜだか芙美は一目惚れ!
「藤堂さんに振り向いてもらいたい!」
彼の気を引くために、芙美は人事部フロアに突撃するのだが――?!
自分のキャリアや仕事に悩んだ主人公が、人事部の地味男子との出会いをきっかけに、前向きに頑張っていくお仕事小説です。
※2023年4月現在の法律・制度を参考にしております。
※本作品はフィクションです。ご自身の人事周りの手続きはご自身のお勤めの会社にご確認ください
文字数 120,562
最終更新日 2023.12.13
登録日 2023.04.27
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※簡潔なあらすじ※
英雄・冒険者に憧れるどこにでもいる田舎育ちの少年とその少年の幼馴染である少女の冒険記であり成長記であり恋愛記である。
※長めのあらすじ※
とある田舎の村に二人の少年少女がいた。二人は生まれた日も同じ幼馴染として、兄妹…いや家族よりも近い存在として成長していく。
成人の祝いの為に仲良く出かけた二人だが、帰り道で事件は起こる。
少年の両親は田舎の村には必ずいるであろう狩人。少年は10歳になってから、家業の狩りを手伝っていたごく普通の村人である。
片や少女の両親は特殊だ。母親は純血の吸血鬼であり父親はエルフという、ここ数千年はいない特殊なハーフ(混血)である。母親は村で染め物や機織りをしながら生計を立てていて、外から見れば普通の村人である。ただ一点。その美しい美貌を保ったまま歳を取らないこと以外は。
これは普通ではいられない運命を背負った少女と、その少女に寄り添う普通な少年の、成長と行く末の物語である。
文字数 193,491
最終更新日 2023.04.02
登録日 2023.02.12
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