溺愛/純愛 小説一覧
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魂の結晶を抱く騎士〜嘘つきな大工と逃亡王女の優しい誓い〜
【魂の石(宝石)】を体内に宿す、魔法の国クリスタリア。
国一番の魔法と剣の使い手でありながら、王位継承の争いから逃れるため、光の王女エレナはすべてを捨てて魔法のない人間の国『アイゼン王国』へと亡命する。
身分を隠し、孤独に潜伏する彼女が出会ったのは、無骨だがどこか優しい大工の青年・ガンだった。
「俺はこれでも大工だからな。あんたが抱えてる寂しさ、俺が半分背負いたい」
差し出されたゴツゴツとした温かい手。エレナはその不器用な優しさに救われ、二人はお互いに素性を隠したまま、ささやかな新婚生活を始める。
手作りの家具、初めての料理、そして重なり合う手のぬくもり。
二人のまわりには、いつも賑やかな大工仲間(?)たちも集まり、偽りの日常の中で、二人は確かに本物の愛を育んでいく。
──しかし、エレナは知らなかった。
愛する夫・ガンが、実は大工などではなく、現体制への下剋上を企てる冷徹な暗殺部隊『七誓(しちせい)の騎士団』の最年少騎士であることを。
そしてガンもまた知らなかった。自分の守る可愛いお嫁さんが、隣国の最高戦力たる王女であることを。
昼は新婚夫婦としてのほほんと愛を育み、夜は裏家業のプロとしてそれぞれの戦いに身を投じる二人。
お互いに大きな「嘘」を抱えたままの二人の生活は、やがて国家を揺るがす大きな運命へと巻き込まれていく──。
※平民騎士と逃亡王女が、偽りの新婚生活の中で本当の『王とは何か』を見つけるまでの、切なくも壮大な愛と誓いの物語。
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泡になって消えようとしたら麗しの海神様が溺愛してきて溺れそうです
私は誰もいない船の甲板をふらついた足取りで歩いていた。
真っ暗な夜の海は、船が大きく揺れる度に冷たい水しぶきが私の体にあたって体温が奪われていくのがわかる。
でも、その凍えるような冷たさも感じないほどに、私は深い悲しみに囚われていた。
「ラナ、すまない。言い忘れていたが、俺には婚約者がいるんだ」
そう私に謝ったのは、人魚としての自分を捨ててまで愛した人間の王子様だった。
その彼の前に現れた隣国のお姫様が現れた日から、私はまるで船に最初からいなかったような存在として扱われている。
「でも、心配することはない。お前は俺の側室として迎えてやるよ」
その言葉を聞いたのは朝の出来事で、雲一つない青空を飛ぶたくさんのカモメを茫然と眺めていた。彼の言葉が信じられなくて、信じたくなくて現実逃避していたのかもしれない。
そして、私は知ってしまった。
今宵、彼が隣国の姫様と初夜を迎えているということを……
絶望の中、人魚姫ラナは最悪のタイミングで前世を思い出し、自分が知らない『人魚姫』の泡になって消えてしまう人魚姫に転生したことに気づいてしまう。あまりにも治安が悪い人魚姫の世界に、このまま泡になってしまおうとしていた。
そこへ、海を守る麗しい海神様が現れてーーー
「可哀想に……悪い人間に、誑かされてしまったのですね……」
眩しさすら感じる海神様の顔が近づいてきて、強引に口づけされてしまい………
麗しい海神様とキスしないと泡になって消えちゃう転生人魚の恋の行方は――⁉
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