不遇か好遇かは誰が決める?小説一覧

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気が向いた時しか仕事をしない。好きな言葉は「一攫千金」。 ぐうたら魔女のエファリューは、家賃滞納、ツケの踏み倒しの常習犯。とうとう首が回らなくなり、夜逃げ同然で街を抜け出した。 夜の闇にエファリューは嘆く。 「ああ! なんの見返りも求めず、ただただわたしをひたすら甘やかして養ってくれる、都合のいいお貴族様をお恵みください!」 逃亡先で出会ったのは、隣国の姫君の側近を名乗る眉目秀麗な青年アルクェス。 彼はエファリューに跪き、熱烈に彼女を求めるのだった。 「何もしなくていい。ただただ其処にいて、気が向いた時に微笑んでくれる程度でいい。だからどうかお願いいたします! これから一生、貴女を囲う許しをください!」 しかしそれは求婚でもパトロン宣言でもなくて 行方不明の姫君の身代わりを務めよとの脅迫であった──。 ※舞台設定的に「六畳一間」の概念はありませんが、イメージが伝わりやすいようこの単語を使用しております。 ※聖職者の階位等の名称は造語です。ふわっとファンタジー設定です。 ※他サイトにも同名義同タイトルで連載中です。まとまってからこちらに移しています
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文字数 131,612 最終更新日 2024.01.04 登録日 2023.11.29
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