徳島県 小説一覧

2
1

『贋作の真実』

徳島県立近代美術館に展示される名画「自転車乗り」。その真贋に疑念が浮かび上がる。館長・東条理香は、修復師・三枝からの報告を受け、調査を開始。地元紙記者・水無月も巻き込み、美術界を揺るがす贋作疑惑の核心へと迫っていく。やがて浮かび上がるのは、世界的贋作師ベルトラッキの影と、芸術と真実の曖昧な境界。贋作が意味するものとは何か、美術館の責任とは、美とは何かを問う本作は、サスペンスとヒューマンドラマが融合した社会派ミステリー。真実を追い求める人々の葛藤と決断、そして贋作に込められたもう一つの芸術への情熱が胸を打つ。最後に残されたのは、贋作という名の“真実”だった――。
ミステリー 完結 短編
感想数 0 文字数 9,280 最終更新日 2025.03.26 登録日 2025.03.26
2

【書簡小説】左遷者からの手紙

【書簡小説】左遷者からの手紙
東京本社から徳島支店へ それは栄転ではなく、ほとんど流刑だった。 社内政治に巻き込まれ、 上司の愛人に話しかけたせいで、理不尽に 嫉妬を買った二十八歳の会社員・水原怜司。 彼は東京の親友へ、 徳島での暮らしを手紙に綴り始める。 半額弁当、地方支店の奇妙な沈黙、 眉山の夜の灯、吉野川の風、貧乏キャンプ、 そして前任者の失踪。 笑える日常は、 やがて小さな謎へ変わっていく。 左遷とは敗北なのか。 それとも、人生の中心を 取り戻すための遠回りなのか。 知性とユーモアで描く、 少し不穏で温かな書簡小説。
現代文学 連載中 長編
感想数 0 文字数 13,760 最終更新日 2026.06.28 登録日 2026.06.28
2