王室ロマンス 小説一覧
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ハプスブルク家は、現スイス領内に発祥したドイツ系の貴族である。
「戦争は他家に任せておけ。幸いなオーストリアよ、汝は結婚せよ」
の言葉が示すとおり、ハプスブルク家は婚姻によって所領を増やしていったのである。
現在も、最後の皇帝カール1世の子孫は婚姻によりベルギー、ルクセンブルクの君主位継承権を保持しており、それによって将来一族が君主に返り咲く可能性を残しているのだ。
今回、このハプスブルク家をヒントにヨーロッパに於ける王室を婚姻政策により、王妃の産んだ皇子を王位継承させるまでの物語を執筆することにしました。
連載を開始致しますので、どうぞ最後までお楽しみ下さい。
なお、序章では、ハプスブルク家について、ご紹介していますので、ヨーロッパの王侯貴族の歴史を知って頂けたらと思います。
この物語はフィクションです。
この物語に登場する人物、団体等の名称が実在していても一切関係ありません。
ただし、序章については、すべて史実に基づいていますことを申し添えます。
2026年4月14日
蔵屋日唱
文字数 6,692
最終更新日 2026.04.14
登録日 2026.04.14
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アルドリアはこれまでになく不安定だった。
民は飢え、畑はまだ戦争の傷跡から回復しておらず、玉座はこれまで以上に遠く感じられる。
私はアラリック、王太子。
そして父王マグナスが、すべてを変える決断を下すのを見てきた。
だが、彼を最も揺さぶったのはリヤンナ・ヴェイラだった――欲望と勇気の囁きと共に現れ、瞬く間に王国の中心となった側室。
陰謀、秘密、そして誰にも予想できなかった情熱の中で、私は悟った。
権力も、血筋も、忠誠も、心の欲望を縛るには足りないのだと。
もしあなたが、欲望と野心が王をどこまで導くのかを知りたいのなら――
これは必ず知るべき物語である。
文字数 19,043
最終更新日 2025.10.05
登録日 2025.09.29
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