子ども視点 小説一覧

2件
1

おはな日記

【♪◆第12回歴史・時代小説大賞94位:ありがとうございました◆(^^)】 江戸の米問屋「穂積屋」に奉公へ出された十一歳の少女、おはな。 まだ字を覚えたばかりの彼女は、日々の中で心に残った出来事を、こっそり紙へ書きつけていく。 けれど、おはなはとても素直で、少し世間知らず。 旦那さまの見栄も、番頭のため息も、おかみさんの怖い笑顔も、手代の情けない失敗も、見たまま聞いたまま日記に残してしまう。 本人は大まじめ。 けれど大人が読めば、なぜだかおかしく、少しだけ胸があたたかくなる。 米俵の匂い、雨の店先、台所の湯気、人の嘘と情け。 小さな丁稚の目を通して、江戸の商家に暮らす人々の毎日を描く、笑いと人情の時代日記物語。
2

はるちゃんとおばあちゃんのえほん

はるやすみ。 はるちゃんは、おばあちゃんちにあそびにいきました。 けれど、おばあちゃんはおひるごはんをつくっていて、はるちゃんとあそんでくれません。 ーーつまんない。 そうだ! おばあちゃんちをたんけんしよう! はるちゃんは、おふろば、おトイレ、げんかんと、たんけんします。 そして、おばあちゃんのへやにはいったときーーしくしくとなきごえがきこえてきました。 「ないてるのは、だあれ?」 「ここだよ。 ぼく、おばあちゃんのかきかけのえほん。 おばあちゃん、とちゅうでかくのをやめてしまったの。 ぼく、かなしいの」 しくしくなく、えほんをみて、かわいそうにおもったはるちゃんはきめました。 「よーし! はるちゃんが、かんせいさせてあげる!」 これは、はるちゃんとおばあちゃんとえほんのおはなし。
2件