ご当地グルメも少し 小説一覧
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1991年の夏。
香港・九龍半島にある九龍城砦で代筆屋を営むメイのブースに、顔だけは見知っていた女が現れる。
「この手紙の返信を書いてほしいの」
女はその言葉と一通の封筒を残して、たった数秒の間に目の前から忽然と姿を消した。
その場に居合わせたカメラマンのカイと共に中身を確認すると細いフィルムが出てくる。
現像された写真には、メイ自身が書き上げた『黄老人の遺言書』の一部が写っていた。
その写真が語っているのは、遺言書の内容が書き換えられようとしている痕跡だった。
誰が遺言書を改ざんしているのか。
女はなぜ、盗撮したフィルムをメイに託したのか。
謎だけが残った数日後。
消えた女は遺体となって発見された。
※お読み頂けますと嬉しいです。よろしくお願いいたします。
文字数 152,588
最終更新日 2026.04.08
登録日 2026.02.28
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