日常的の闇 小説一覧

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幸福(まやかし)屋の妖怪占いばあばのつぶやき

【ショートショート】 占い師が割った水晶から生まれた、赤紫の霧のような妖怪「占いばあば」。 彼女はふっくらした優しい老婆の姿を借りて、今日も人間たちの欲望を「入れ替える」。 幸せを求めてやってくる人間たちの願いは、すべて彼女の極上のエンタメ。 「自分の人生は自分で決めなよ。……ま、その勘違いした幸せ、せいぜい楽しみな」 澱(おり)を食らい、欲望を煮詰め、不幸をばら撒く。 妖怪占いばあばの、毒気たっぷりの呟きが、今夜もどこかで聞こえてくる。
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