ホラー 心理描写 小説一覧

7件
1

あんたさ、生理的に無理

眠っている間に、何かがおかしくなっていた。 優しい日常、仲のいい夫婦、誰もがそう信じている関係。 けれど「気づかなかった」「覚えていない」「信じて疑わなかった」 その積み重ねが、取り返しのつかない場所へ連れていく。 これは、最後まで読むことで意味が反転する物語。
2

夜蝶

月の光だけが、私を見つめていた。 孤独な少女が出会ったのは、名前も顔も知らない「誰か」。 夜ごと交わされる言葉。 揺れていく心。 そして、静かに壊れていく世界――。 ベトナム発・幻想的ゴシック心理恋愛小説。
3

サックスの音色で眠らせて

【本作品は死の描写を含みます】 ​完璧な管理を強いる夫と、月に一度心身を蝕むPMDDの恐怖。絶望の淵で出会った優しい音色と温もりだけが、彼女をかろうじて繋ぎ止めていた。だが、そのささやかな救いさえも夫に踏みにじられたとき、静かな狂気と復讐の歯車が狂い始める。死してなお呪縛として男を永遠の地獄へ引きずり込む、戦慄の心理サスペンス。 【アルファポリス、カクヨム同時掲載作品】
4

近所のカホさんは歩いてきました

小学生時代に流行した「カホさんのおまじない」。それは、自らの不安や悪意を紙人形に託し、他人のポストに入れることで厄災を押し付けるというものだった。そして、その標的はいつもクラスメイトの「中村かほ」だった。 時が経ち、大人になったおまじないの加害者たち。彼らはそれぞれの独白を通して、過去の行いを振り返る。しかし、彼らの日常は、原因不明の事故や不審死といった不可解な厄災によって静かに侵食され始めていた。これは、かつて全てを押し付けられた少女「かほ」の呪いなのか。それとも、彼女を想う誰かによる周到な復讐劇なのか。 語られる証言は食い違い、それぞれの身勝手な正義と後悔が交錯する中で、事件の真相は霧の中へと深く沈んでいく。
5

「ぼくがなんでも解決してあげるよ」と言ったあの子が来てから、七年間でぼくの周りの人間は全員いなくなった

 小学三年生の夏、ぼくの前に「なんでも解決してあげる」と言う子供が現れた。テストの点数も、いじめっ子も、夜が怖い気持ちも、全部解決してくれた。  七年が経ち、高校二年生のぼくには友達が一人もいない。家族もいない。先生も、クラスメートも、「突然消えた」「急に引っ越した」「事故に遭った」。  ぼくの隣にはずっとあの子だけがいる。「ぼくがいれば大丈夫だよ」と言いながら、笑っている。  ——ある日、押し入れの奥から見つけた小学三年生の日記。そこには毎日、同じ一文だけが書かれていた。 「今日もあの子に頼んでしまった」
6

擬態、そして羽化

出版社で校閲者として働く桜庭杏里は、誰もが羨むような平穏な日々を送っていた。 仕事は順調。友人にも恵まれ、趣味はミステリー小説の執筆。 それでも彼女は、自分だけが何か大切なものを失ったまま生きているような、拭えない空虚さを抱えていた。 そんなある日の帰り道、一つの出来事が杏里の心に決定的な変化をもたらす。 胸の奥で眠っていた感情は静かに目を覚まし、彼女の日常は少しずつ、しかし確実に歪み始める。 これは、「普通」を演じ続けた一人の女性が、自らの本性へ堕ちていくサイコサスペンス。
7

理解されないモノたちへ~オカルト研究会④

 昔から、彼には「変なもの」が見えていた。 そこにあるはずなのに、誰にも見えない『なにか』。 大学生・横溝秀人は、友人と共に訪れた廃墟で、決して触れてはいけない怪異と出会ってしまう。 差し伸べられる手を振り払い、世界から静かに孤立していく秀人。 それでも彼を繋ぎ止めようとする、二人の友人。 理解されない人間と、理解を求めて怪異になった存在。 救われるべきなのは、果たしてどちらなのか。 これは、「分からない」まま進んでいく物語。  
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