ファンタジー ゾンビパンデミック小説一覧
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ホラー好きの俺は手当たり次第にホラーモノに手を出していた。
最近面白いと思ったのは、乙女ゲームなのにゾンビホラーに特化したアプリゲーム『終わらない金曜日の夜』。
なんと、主人公が手に入れたパワードスーツが唯一の対抗策で、攻略対象たちはいかに主人公に媚を売って守ってもらうかを競うまさしくクソゲー。
その中で、一人謎にプライドが高く、裏切っては毎回死ぬ優男キャラがいた。
そう、なぜか今、鏡の前に映る——“俺”です。
いやいやいやいや、このキャラはまずい。
死亡フラグしかない。
だがここはクソゲーの世界。
「ヒロインに媚びれば大丈夫……大丈夫!?」
大丈夫であれ!
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載。
Twitter別垢の相互さんの夢が元ネタ。※執筆の許可はいただいております。
文字数 107,041
最終更新日 2023.10.04
登録日 2023.08.18
2069年9月。人類史上、初のフルダイブ型バーチャルゲーム機が日本で実現、世界中で一斉販売された。
致命的な問題や国のバックアップとの連携障害等をクリアするにあたって、ハード側の微々たる不具合もあってはならない為、かなりのハイスペックが求められ、長年の開発期間を要して、初期からしてかなり完成度の高いゲーム機が誕生したのだ。
前宣伝効果もあって、事前予約から既に想定の3倍以上もの人気を博し、発売後直ぐに売り切れたそのゲーム機は、五感の再現や視覚的リアルさから、現実と大差無いと評される程に、バーチャルを限りなくリアルに体験できるものだった。
そんなゲーム機で人気を集めたジャンルと言えば、お決まりのファンタジーRPG系と、第2の人生感覚で送るスローライフ系、アドベンチャーやアクション、バトル系、そして、忘れてはならないのが、サバイバル系である。
ハードと同時に販売された初期ソフトの中に、2000年前後にアメリカで流行ったあるサバゲをベースに、同じく別の人気ゲームの要素を取り込んだ、二大人気作の融合と唱われたゲームがあった。
世界の広さや自由度を拡張させ、逆にストレージ等を質量重視のリアルに忠実なものにするなどの改変を施されたそのゲームは、ゲームのご都合的な要素がほとんど排除された事が大きな要因として、発売前の人気とは裏腹に、発売後にユーザーからの批判が殺到。
難易度ノーマルでも、かなりのマニアしか生き残れないと言われる程に生存が難しいと、クソゲーのレッテルを貼られた。
その為、ゲームをプレイする人は減る一方で、今ではもう国内では3・4桁しか居ないのではないか、とさえ言われていた。
そんな、ユーザーの姿がほとんど消えつつある中、未だプレイし続けている高校生達が、今日もまた、ログインするのだった…
文字数 95,463
最終更新日 2023.08.15
登録日 2022.05.14
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