ファンタジー 淡い恋 小説一覧

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午前2時、記憶を拾う図書館で

ねえ、知ってる? 深夜の図書室には、絶対に開いてはいけない本があるんだよ」 ​高校2年生の栞(しおり)は、ある夜、学校に残した教科書を取りに戻った図書室で、不思議な光景を目にする。月の光が差し込むフロアの真ん中に、見たこともないほど美しい銀髪の少年が立っていたのだ。 ​彼はこの世の「忘れ去られた思い出」を本として編む、孤独な『記憶の図書館員』だった。 ​なぜか彼にだけは、栞の「誰にも言えない本当の気持ち」が音として聞こえてしまう。 「君の心のノイズ、少しうるさいよ」 ぶっきらぼうだけど、どこか寂しそうな彼の言葉に、栞の日常は少しずつ、魔法にかけられたように変わり始める。 ​夜の図書室での内緒のティータイム、星空の下で交わす他愛のない会話。 しかし、彼がこの世にいられるのは「夜明けまで」という残酷なルールがあった。 ​少しずつ惹かれ合う二人。けれど、夜明けと共に彼の存在が記憶から消えてしまうとしたら――? これは、星屑が降る夜に始まる、切なくて優しい恋の物語。
ファンタジー 完結 ショートショート
感想数 0 文字数 2,958 最終更新日 2026.07.01 登録日 2026.07.01
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