ファンタジー モキュメンタリー 小説一覧

2件
1

人の噂は9日間ーー王宮メイドが遺した十年前の日記ーー【本編:ただの照明魔法〜その時、王宮では何が起こっていたのか】

『噂話はだめよ。だって、知った人は消されるんだから』 ※タイトルの「9日間」は、イギリスのことわざ『A wonder lasts but nine days(どんな噂も9日で消える=人の噂も七十五日)』に由来しています。 しかし狂気の王宮では、「なぜ9日経つと噂が消えるのか」という恐ろしい意味を持ち……。 マギルーン王宮の不気味な静けさの中、ただのメイド・ルチアは聞いてはいけない王宮の『闇』に触れてしまう。 同僚たちの不自然な失踪、厨房で燃やされる遺品、そして死んだはずの王妃の影……。 忍び寄る口封じの手に怯えながら、彼女は一冊の手帳に惨劇の記録を書き留め、誰にも見つからぬよう石壁の暗闇へと押し込んだ。 ——それから10年の歳月が流れた。 本編第7章あたりの時間軸——禁書庫の奥底でその手記を拾い上げたのは、ひとりの少女。 手記が途絶えたその瞬間から、奪われたすべてを取り戻す『あの復讐』が始まる——。 ※本作品は『ただの照明魔法【ライト】を『レンズの理』で極めたら、最強のレーザーになりました』の【短編前日譚モキュメンタリー】です。 ※第7章の時間軸でベラが見つけた「とある日記」の記録となります。本編未読の方でも単体でお楽しみいただけますが、本編とあわせて読むことでより深くお楽しみいただけます! ※惨劇の全貌、そしてこの手記の先にある物語は、ぜひ本編でお楽しみください! https://www.alphapolis.co.jp/novel/783804692/475082922
2

国民が熱狂する英雄譚は、全て虚構。最高視聴率番組の裏側でゴブリンADが王国の闇を記録し始めた。王国広報局番組『ブレイブ・ハート』ON AIR

王国広報局が威信をかけて制作するプロパガンダ番組『ブレイブ・ハート』は、視聴率が29%を超える国民的英雄譚である。 主人公は、聖剣を構える金髪の勇者レオ。ナレーションでは「闘の魔王を討つため王都を発った」と謳われるが、その実態は、戦闘中に足元の石に躓いて倒れ、「顔はやめろ!事務所NGだ!」と絶叫する極度のナルシストだ。彼は常に髪型や顔の角度(左45度)を気にかけ、失敗の原因は「洞窟の地形」や「俺のこと嫌いすぎなドラゴン」に転嫁する。彼を支える聖女マリアもまた、神々しい光の裏側で禁煙と戦い、「ソロの方がマシ」と毒舌を吐く元ヤン気質の持ち主だ。 この輝かしい「虚構」を支えているのは、第4制作班のADを務めるゴブリンのトビーである。彼はゴブリン用の椅子すらない劣悪な環境で、睡眠時間30分の徹夜編集を続け、胃薬を箱買いしながら、レオの情けないNGテイクを「死闘の末の勝利」へと緻密に作り変えている。彼の日誌は、「俺は何を作っているんだろう」という自己嫌悪と、「給料日は明後日」「ゴブリンにも生活がある」という現実的な葛藤に満ちている。 しかし、過酷なロケを続ける中で、トビーは次々と不穏な真実に直面する。撮影で訪れる場所(暗黒迷宮、廃墟の塔、山岳地帯)の全てに、15年以上前の王国広報局の「テスト地点」の痕跡が残されていたのだ。 さらに、新たに仲間に加わった魔法使いノアが古代文字を読解したことで、一行は、「試練の場所」が撮影地と一致するだけでなく、ノア自身が「選ばれし器」と呼ばれる実験計画の一部であり、首筋に「012」という被験者番号の痣を持つことが判明する。 英雄譚の裏側には、エリクシール社が17年前から資金提供する、非人道的な巨大実験「PROJECT VESSEL」が隠されていた。勇者レオも、聖女マリアも、そしてノアも、すべてこの巨大な陰謀の手の中で踊らされていたのだ。 ついにエリクシール社の宣伝部長カルロスが私設の「回収班」を率いてノアを「商品」として奪いに来た時、トビーは傍観者としての立場を捨てる。彼は、カメラを凶器としてカルロスの顔面に叩きつけ、仲間たちと共に、虚構の王国から魔王軍基地へと逃亡する。 「裏切り者」の烙印を押された勇者一行は、ゴブリンADの仲間ザックの協力を得て、カメラと編集技術を武器に、真実を世界に伝える「海賊放送」を決意する。 これは、ナルシストな勇者と、胃薬ゴブリンが仕掛ける、王国史上最大の情報戦争の始まりである。彼らは、真実のカメラを止めることなく、非人道的な陰謀の全貌を暴き出し、英雄の顔を取り戻すことができるのか。
2件

アルファポリスのファンタジー小説のご紹介

アルファポリスのファンタジー小説の一覧ページです。
異世界転生から主人公無双、追放ものまでファンタジー小説が満載です。
「異世界」 「転生」 「チート」 「勇者」 「剣と魔法」 人気のタグからお気に入りの小説を探すこともできます。ぜひお気に入りの小説を見つけてください。