ファンタジー 後見人 小説一覧
小説AI検索
3件
1
病弱な幼馴染の薬代は、六年、私の持参金でした
侯爵嗣子ゼバスティアンの婚約者になって六年。彼は週に三度、離れで療養する「病弱な幼馴染」ギーゼラを見舞い、私には「君なら分かってくれる」とだけ言う。分かる。私の実家は金で家格を買った商業伯爵家で、この婚約は取引だ。
六年目の春、持参金の使途明細を見た。ギーゼラの薬代が、毎月、私の金から出ている。請求書の印は王都の薬種商ではなく、眠り薬しか扱わない店のものだった。
実家の侍医に診せて分かった。ギーゼラは病気ではない。眠らされている。二十歳になれば男爵領を継ぐはずの娘を、侯爵家が「判断能力なし」のまま後見し続けるために。
誕生日まで、あと四十日。私は婚約者を捨てる。彼の幼馴染を連れて。
全40話。
感想数 0
文字数 15,053
最終更新日 2026.09.26
登録日 2026.09.25
2
王族兄妹は噂に事欠かない 〜クセ者公爵の仮面の下~
暴力王子と恐れられた王太子と、気難しく人を寄せ付けぬ王女がいた。
兄妹を巡る王都の風聞は、日々揶揄に満ちていた。
父王の死により開かれた、王位継承を決する王公会議。
そこで十一歳の王子を待っていたのは、諸侯による苛烈な洗礼であった。
「七年、我ら貴族に王としてのお姿を見定める期間を頂きたく存じます」
王位継承の影で蠢くのは、王女を巡る諸侯の思惑。
だが、そのことを知らぬ九歳の王女は、純粋に一人の男に恋をしていた。
「ルシが好き」
誰にも懐かなかった王女が、唯一心を許した人。
それは、自身の後見人である公爵だった。
王女と公爵の距離は、やがて王宮を騒がせる厄介な噂となる。
そして秘められた王女の想いは、王権を揺るがすほどの大きな問題へと変わっていく。
感想数 0
文字数 305,531
最終更新日 2026.09.26
登録日 2026.06.26
3
公爵閣下、王女殿下を甘やかしすぎではありませんか!
騎士団長は考えあぐねていた。
目の前の若造に、どうしても言わねばならぬことがあったのだ。
公爵の視線が騎士団長へ向く。
「閣下にお伝えしなければならないことがあります」
「はい」
「あるのですが」
「はい」
……言わねばならぬことがあるのだ!
これは、王女を甘やかしすぎる若き公爵へ、騎士団長が命懸けで苦言を呈した、とある日の王宮の一幕。
王族兄妹は噂に事欠かない 〜クセ者公爵の仮面の下〜
幕間となる一話完結の短編ですが、本作単体でもお読みいただけます。
当作品は他サイトにも掲載中です。
感想数 0
文字数 2,890
最終更新日 2026.07.08
登録日 2026.07.08
3件