恋愛 タイムリミット 小説一覧
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4件
1
名前のない妖と旅人の森 ~旅人と名なしの恋、タイムリミットは二日間~
君と出会わなければ、こんなに必死にならなかった。
家を持たず、人語を話す黒猫の相棒・ルナと気ままな旅を続ける青年・行太。
彼はある満月の夜、崩れた山で信じられない光景に出くわす。
感情が昂ぶるだけで、周囲に激しい自然災害を引き起こしてしまう美しい妖。
彼女は自分の「名前」を失っており、あと二日で見つけ出さなければ、
死神の如き妖界の番人に処刑されてしまうという。
「……あたしを、助けてくれるの?」
声を出さず、テレパシーだけで心に直接語りかけてくる彼女の純粋さに、
行太のどうしようもないお人よしが火を吹く。
仮の名「ツキ」と呼び、泥まみれになりながら奔走する行太。
しかし、タイムリミットは容赦なく迫る。
高い木の枝に括り付けられた、名前の書かれた紙。不器用な手では届かない。
番人の鎌が冷酷に喉元へ迫る中、最後に残された勝負手は――
「頼む、ルナ!」
相棒である黒猫にしかできない、奇跡の「名前の返還」だった。
開かれた妖界への扉は、永遠の別れの合図。
「さよならじゃない、『またね』だろ?」
これは、名もなき妖と、どこまでも不器用で真っ直ぐな旅人が紡ぐ、
二日間の切なくも鮮烈な恋の物語。
感想数 0
文字数 3,428
最終更新日 2026.09.19
登録日 2026.09.19
2
偽聖女として私を処刑したこの世界を救おうと思うはずがなくて
【とある大陸の話①:月と星の大陸】
※ヒロインがアンハッピーエンドです。
痛めつけられた足がもつれて、前には進まない。
爪を剥がされた足に、力など入るはずもなく、その足取りは重い。
執行官は、苛立たしげに私の首に繋がれた縄を引いた。
だから前のめりに倒れても、後ろ手に拘束されているから、手で庇うこともできずに、処刑台の床板に顔を打ち付けるだけだ。
ドッと、群衆が笑い声を上げ、それが地鳴りのように響いていた。
広場を埋め尽くす、人。
ギラギラとした視線をこちらに向けて、惨たらしく殺される私を待ち望んでいる。
この中には、誰も、私の死を嘆く者はいない。
そして、高みの見物を決め込むかのような、貴族達。
わずかに視線を上に向けると、城のテラスから私を見下ろす王太子。
国王夫妻もいるけど、王太子の隣には、王太子妃となったあの人はいない。
今日は、二人の婚姻の日だったはず。
婚姻の禍を祓う為に、私の処刑が今日になったと聞かされた。
王太子と彼女の最も幸せな日が、私が死ぬ日であり、この大陸に破滅が決定づけられる日だ。
『ごめんなさい』
歓声をあげたはずの群衆の声が掻き消え、誰かの声が聞こえた気がした。
無機質で無感情な斧が無慈悲に振り下ろされ、私の首が落とされた時、大きく地面が揺れた。
感想数 25
文字数 109,926
最終更新日 2021.12.28
登録日 2021.12.28
3
【R18】きっかけはどうでも
もう人を好きになることなんて、ないと思っていたのに。
会社を辞め、暇を持て余していた律は、私大の公開講座を見に行った。ひょんなことから講演者の三浦准教授の下で事務バイトをすることになり、日々のやりとりを通して二人の距離は少しずつ縮まっていく。
三浦先生はいつも笑顔で、誰にでも感じがいい。今は楽しくても、バイトを一生続けられる訳じゃない。悩んだ律は、ある決断を下す。
偶然がもたらした純粋なラブストーリー。
※ムーンライトノベルズ、エブリスタでも公開しています。
※表紙の素敵な絵はコンノ様(@hasunorenkon)にお願いしました。
感想数 2
文字数 70,851
最終更新日 2024.02.01
登録日 2022.03.14
4
100日以内に愛されなきゃ、俺は完全に女になる
受験合格を願って立ち寄った神社で、陽翔はとある“祠”の前で、知らずに約束を破ってしまう。
現れた巫女の霊は告げた。「100日以内に“愛されて、満たされなければ”、お前は完全に女になる」と。
戸惑いながらも始まった、身体と心の変化。
幼なじみ・悠真の優しさと、先輩・遥香のまっすぐな想いに揺れながら、
陽翔は少しずつ“男としての自分”から、“私”へと変わっていく。
選ばなければ、誰も傷つけない。
でも、自分の心だけは、もう誤魔化せなかった。
――これは、“女になる”物語じゃない。
自分の声で「私は私だ」と言えるようになるまでの、たった100日の物語。
感想数 0
文字数 33,640
最終更新日 2025.05.13
登録日 2025.04.26
4件