恋愛 第2回青春BLカップ 小説一覧
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4件
1
異説・長靴をはいた猫
服を盗まれたルシアンと服を与えたフェリクスの話。
2
海辺の古書店で、十年前に置いてきた恋を拾いました
東京の出版社を辞めた三十歳の高橋凛は、亡くなった祖母が遺した古書店「風待書房」を閉めるため、海辺の故郷・潮見町へ十年ぶりに戻ってくる。
店には雨漏り、借金、売れ残った本。そして、商店街一帯を取り壊す再開発計画が待っていた。その設計担当者として現れたのは、高校時代の初恋の人・佐々木湊だった。
十年前、凛は駅で湊を待ち続けた。しかし、彼は来なかった。何も告げずに上京した凛と、理由も分からないまま町に残された湊。互いに「自分は選ばれなかった」と思い込んだまま、二人の時間は止まっていた。
祖母が遺した「三十日間だけ店を開けてほしい」という願いをきっかけに、凛は風待書房を再び開く。やがて古い本の中から、十年前には届かなかった二通の手紙が見つかり――。
失った仕事、取り壊される町、届かなかった初恋。人生の帰り道で再会した二人が、過去をやり直すのではなく、それぞれの未来を選び直す大人の再会恋愛物語。
3
神使の恋
その少年は、アオと呼ばれていた。ただ、瞳の片方が青いからというだけの理由で。
ある夜、アオは真夜中の鏡の中に不思議な景色を見る。そして、その不思議な景色の中に〝落ちて〟しまった。
鏡の中にあったのは〝裏鏡〟と呼ばれる世界。ここに暮らす生き物はみな人ではなく、アオが今まで暮らしてきた世界とは鏡一枚で隔てられているのだという。
そしてアオは、自分を知っているのだという男、緑(ロク)と出会い——。
裏鏡という和風異世界を舞台にしたボーイズラブストーリーです。時代設定などは厳密にしていませんので、ふんわりと読んでください。
4
『「自分を好きになる」の本当の意味』
高校二年生の藤川優斗は、恋愛経験ゼロ。
人付き合いが苦手で、何をするにも「僕なんて」と自分を否定してしまう少年だった。
そんな優斗の前に現れたのは、クラスで「完璧な女の子」と呼ばれる新田里奈。
明るく、成績もよく、誰にでも優しく、いつも笑顔。
誰もが彼女に憧れていた。
けれど、ある日の放課後。
優斗は、誰もいない教室で一人泣いている里奈を見つけてしまう。
「私……本当は、自分のことが好きじゃないんだ」
その言葉に、優斗は驚く。
完璧に見えた里奈もまた、周囲の期待に応えるために無理をし、「嫌われたくない」「失敗したくない」と自分を追い詰めていたのだ。
「僕も、自分のことが嫌いだから……」
偶然にも、二人は同じ悩みを抱えていた。
それをきっかけに、二人だけの秘密の関係が始まる。
最初は友達として始まった二人だったが、一緒に過ごす時間が増えるにつれ、優斗は里奈に恋心を抱くようになる。
しかし、好きな人に振り向いてもらいたいという気持ちから、優斗は「もっと格好よくならなければ」「もっと面白い人間にならなければ」と、自分自身を変えようとする。
一方の里奈も、優斗に嫌われないようにと、彼の気持ちに合わせようとする。
互いを好きになったはずなのに、二人はいつの間にか「相手に好かれるための自分」を演じ始めていた。
やがて二人は大きな喧嘩をしてしまう。
離れて初めて気づいた。
自分たちは、相手を好きになることばかり考えて、自分自身を大切にすることを忘れていたのだ。
そこから二人は、少しずつ変わっていく。
失敗した自分を責めない。
嫌なことは「嫌」と言う。
誰かと比べない。
助けてほしいときは「助けて」と言う。
そして、自分の弱さを無理に好きになる必要もない。
二人がたどり着いた答えは、
「自分を好きになる」というのは、自分の全部を好きになることではない。
ということだった。
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