児童書・童話 記憶喪失小説一覧

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 ……どこまでも続く、大草原。  ──僕は誰だ?  その自問を繰り返しながら、僕はただひたすら前へと進む。  どういうわけなのか、僕は何も覚えていなかった。……僕は記憶を失っていた。  いったい、ここはどこなのか?  僕はいったい誰なんだ?  いくら歩いても果ての見えないこの草原と同じように、僕の記憶世界にもただ無限の闇が広がっていた。  そこには、何もない。  僕は誰なのか。何度心の中で自問してみても、答えは見つからない。  一条の光さえも射す気配はない。  時ばかりが無為に過ぎてゆく……。  ……まったく何も思い出せなかった。  自分の名前さえ分からないまま、僕は広大な世界を彷徨い歩く。 (──以上、本文より抜粋)  素直に考えるならば、この作品はファンタジーということになるのでしょうが、書いた当人がファンタジーというものを意識(志向)して執筆した物語ではないので……迷った末、「児童書・童話」に登録しました(大枠ではライト文芸にも当てはまると思うのですが、別サイトのジャンル登録との兼ね合い上、そちらに合わせてこちらも児童向けのところに)。 (現在、本作品は「アルファポリス」と「小説家になろう」にて掲載しています。)
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文字数 9,310 最終更新日 2018.11.04 登録日 2018.11.04
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