男の娘 小説一覧
361
カナリア君を歪ませて
春から立夏を経て夏至になるように少年は思春期を経て大人となる。
はずだった。
小暑を経て白露へと至る間に、少年はヒヨドリが囁く「かわいい」という毒で歪んでいく。
「かわいい」という言葉の中毒性が少年を変えてしまった。
感想数 0
文字数 4,976
最終更新日 2025.09.18
登録日 2025.09.17
362
罪と魔女
僕の失恋には執行猶予がついた。
生まれて初めて好きになった人だった。初犯だったことが幸いし、前科持ちにはならなかった。しかしこれから3年、賞罰欄に強制性交等罪、懲役1年、執行猶予3年と書かれた履歴書で就職活動をしなければならない。
彼女のためならなんでもする、何を投げ打ってでも彼女を愛する。僕はその誓い通り、彼女を愛し、そして全てを失った。
(※)はR18になります。
イラスト:谷村にじゅうえん(@tanimura20yen)
感想数 0
文字数 36,833
最終更新日 2020.03.21
登録日 2020.03.08
363
狂宴の双月
アズィーム・スルタン国の若く美しきスルタンは天才軍人であり優れた法学者でもあった。彼が支配する国と東の果てから流れ着いた異民族達が打ち立てたヤシマ公国との関係は長らく小康状態にあったものの、その関係が破綻し始めると、スルタンはヤシマの侵略を計画し始める。だがスルタンの本当の狙いは、ヤシマの支配そのものではなかった。
スルタンは同性愛者であり、極めて性欲が強い、重度のショタコン。彼の本当の狙いは、ヤシマの領主の息子である、双子の美少年だったのだ。
感想数 0
文字数 45,511
最終更新日 2025.08.18
登録日 2025.08.18