「除湿」の検索結果
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――AIは人間が作り、人間はAIから学び、AIは人間から学ぶんだ。
「俺はどうして産まれてきたんだろう」
20××年。
広大な土地である北海道から、同級生が修学旅行に旅立った。もはや癖のように数年来の悩みを復唱する、その土地に縛られた中学二年生の水樹。
年々、機械技術の進歩は目まぐるしかった。
学校全体に防雨機能のある送風機が展開される。靴箱には除湿機能がつき、病院ではAIロボットが看護師に混ざって応対、電子カルテを作成できるようになった。
便利になった反面、廃れていくものもある。
それはもとより懸念されていた芸術面。絵、小説、写真などだ。そんな中、水樹は物珍しい登山写真家『マミ』の作品を見ることを心の拠り所にしていた。
同級生が旅立ったその日、部活動に勤しむ水樹は先生に頼まれた。それは、大荷物を一緒に運んでほしいという、何も不思議では無い雑用。
美術室に運び入れ、開放して目にしたのは、昨今世間に話題になっているAIロボット。
エルフを彷彿させる耳と、神秘的な中性色に目を奪われた水樹は、それに触れた。
「起動しました。個体名、Re:aru(リアル)です。アルとお呼びください。マスター」
文字数 52,711
最終更新日 2026.05.04
登録日 2026.04.30
海紅大学文学部三回生の高麗浩二は、突然異世界に召喚される。
そこで出会ったのが帝国の宰相ユリウス。浩二はユリウスに導かれ、人間が立ち入ることが出来ないはずの森の聖域『ペルデ』と、ユリウスが秘密裏に統括していた『フエゴデル域』通称”地獄”の支配権を一部手にすることに。
そして、大陸の統一をユリウスから託されてしまう。
いや、無理でしょ
しかし、浩二はその統率力を発揮することに――――――――
文字数 55,373
最終更新日 2018.06.07
登録日 2018.05.27
マッチングアプリに届いた,一枚の写真。
顔は写っていない。
それでも私は,手首の形だけで,あの人だとわかった。
三年前に別れた元彼が,別人として私の前に現れた。
丁寧な敬語,静かな笑い方,「言葉で知り合いたい」という言葉。
記憶の中の彼は,もっと衝動的で,身勝手で,残酷だった。
この人は,本当に変わったのか。
それとも,最初から私を知った上で,近づいてきたのか。
スマートフォンの冷たい液晶,バーの奥に響く除湿機の音,グラスを持つ手首に浮かぶ青い血管。
五感に刻まれた記憶と,画面の中の「誠実な彼」の乖離が,少しずつ,静かに,真実の輪郭を浮かび上がらせていく。
再会の物語ではない。
二人の間の,静かな心理戦の記録。
文字数 5,776
最終更新日 2026.04.02
登録日 2026.03.29
世界最強の魔王アリアルと勇者デインは死闘を繰り広げ、やがて魔族の住まう世界と人間の住まう世界を二分することで和解を結び、『争わないことによる平和』という共通の意志を掲げた。
しかしあるとき、魔王アリアルはその意志こそが偽りの意志であり、本当の意志は別にあると告白する。そして、実の息子レイラに、人間界に降りて勇者育成計画を達成させるように試練を与える。
レイラは付き人の堕天使ルシファーを連れ人間の住むヒュマニア王国に降り立つ。そこでレイラは、勇者学院に入学して勇者とその仲間に相応しい人間を探すことを決意するが、父の出した課題は意外にも難題で…
文字数 21,524
最終更新日 2018.09.27
登録日 2018.09.26
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