「現場」の検索結果

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時は大正。高等女学校に通う少女・悉乃(つくの)は、ひょんなことからスリの現場を目撃し、犯罪を未然に防ぐことに成功する。 しかし、それをきっかけに女学校では爪弾き者にされてしまう。 そんな悉乃の心の拠り所となったのは、掏られそうになった青年・武雄の存在だった。 タイトルは「はやてのゆくみち」と読みます。 登場人物はすべて架空の人物です。 一部、大正時代の史実、実在の学校や人物名が登場しますが、この物語はフィクションです。実際の人物および親族の方、事件、団体には一切関係ありません。
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文字数 4,378 最終更新日 2024.06.01 登録日 2024.05.31
「おらたちは耐えた! でも限界だ!」  幾多も重なる税金に、不作続きの世の中、私腹を肥やしているのはごく一部の人たちだけだった。  領主は鷹狩りや歌に忙しく、辺境の地であるこの『谷の村』のことなど、一切知る由もない。  ただ、搾取され皆がその日を生き抜くのが精いっぱいだった。  そんなある日、村一番の働き手である 弥彦は 村はずれにある洞窟である箱を見つけた。  そこには、言い伝えでその昔に平家の落ち武者が逃げて隠れていたとされた洞窟で、刃の無い刀がいくつか土に埋まっている。  弥彦は箱を調べ、その場で開けてみると、中にはいくつもの本があった。 彼は字が読めないが村に来ていた旅の僧侶に読み書きを習い、その本を読み解いていく。  そして、時はながれ生活は更に苦しくなった。  弥彦の母は病におかされていた。  看病のかいもなく、他界した母の現場に現れた役人は告げた。  「臭いのぉ…。 悪臭は好かんので、ちと税を払え、皆の迷惑じゃ」  それを聞いた弥彦含め、村人たちの怒りは頂点に達し、どうせ今生きていても死ぬだけだと、自分たちの人生を賭け蜂起を決意した。  そして、村長が指名した村人たちを束ね導く存在に弥彦を。    そんな彼らの想いが駆け巡る。 歴史の中で闇に消えた物語。
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文字数 100,824 最終更新日 2021.06.24 登録日 2021.05.21
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