「フリップ」の検索結果

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 世界は絶えずある化物の脅威に怯えていた。 化物の名はニビル。 人の数に応じてその脅威の度合いが上がってゆく不可思議な化物に、世界のどの国も都市や街の人口を一定に抑える事で対応を余儀なくされていた。 ただひとつ、聖ブルドスタイン王国を除いて。 さる英雄王の手によって建国されたその国は、各国が首都でさえ十万に人口を抑えている中、人口三百万を超える超巨大都市『聖王都アルトゥリア』を有する大国として、英雄の死後二百余年の経った今でさえ世界の頂点に君臨している。 何故ブルドスタインだけが人口の増加に伴うニビルの脅威に怯える事無くその国力を伸ばす事が出来るのか? アルトゥリアの人々は口々に答える 『それはトライアンフがいるからさ』 と。 王国直轄対ニビル戦特殊部隊トライアンフ。 神鉄の巨人を有する彼等は王国の守護者として人々を日々ニビルの脅威より守り続けているのだ。  そのブルドスタインの北国境に位置する極寒の街アシベリから一人の青年将校がゼノス・エッカートが王都へとやって来た。 僻地から首都へ、一見栄転にも見える彼の手には降格と出向、二通の辞令書。 軍人から役人へ。 不可解な左遷辞令と共に、駅を降りる彼の目に止まるフリップボード。「おいでませアルトゥリア!」 青年ゼノスの運命の歯車が回り出す――
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小説 21,306 位 / 21,306件 ファンタジー 8,271 位 / 8,271件
登録日 2016.02.06
青春 完結 ショートショート
相方はいない。フリップもねぇ。テロップもねぇ。バックグラウンドミュージックもねぇ。プロジェクトマッピングなんか理解している人なんか、客も含めてごくわずか。持てる小道具も、扇子と手ぬぐいぐらいときたもんだ。 それなのに、馬鹿みてぇにおもしろい落語に俺は惹かれた。 18歳の冬。俺は地方銀行への内定を蹴り、卒業と同時に上京。 落語家の道を歩み始めた。 ※カクヨムで投稿した小説を加筆したものです。文字制限があったので。。。
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小説 185,472 位 / 185,472件 青春 6,545 位 / 6,545件
文字数 6,253 最終更新日 2022.03.15 登録日 2022.03.15
主人公の武者小路実広は品行方正な普通の男子高校生である。特に争い事というものを嫌っており、世界平和を深く望んでいる。 そんな彼が日曜の昼下がり、だらけきった調子で居間のテレビをつけると、全チャンネル特報ニュースが報道されていた。 なんと、ヤーマダホッサムと名乗る謎の男が渋谷のファッションビル屋上に突如現れ、メガホンを片手に狂ったような様子で叫んでいた。 薬物中毒でおかしくなりでもしたのか。実広はそう思いながらその様子を見守る。 男はこう言い出した。 「この世界は腐っている! だから俺は理想のファンタジー世界を創り上げた。だがちょっとやり過ぎてしまった!(てへぺろ) このままではあの世界が崩壊し、この現実世界に魔物が乗り込んでくることになる。もうそうなってしまってはおしまいだ。こっちの世界には魔法もチートもない。今まだあの世界が何とか原型を保っているうちに、こちらから勇者を募りたい。俺の言うことを信じられる奴はこの番号に電話してくれ!!」 馬鹿じゃないのかと実広は思った。そう、信じる信じないとかそんな話じゃないのだ。 そんな風に電話番号を大々的にフリップに書いて生中継されたら全国一斉に面白がった輩が電話してきて絶対に回線がパンクする。 だが、そう思いつつもたまたまソファーに転がっていた自分のスマートフォンにふと目がいった。 まさかな、繋がる訳ないだろ。だが冗談半分で実広はそのスマートフォンを手に取り、テレビ画面に映るフリップに記載された番号を押した。 すると数コールの後。 「おい、お前、今これを見ているのか?」  テレビの前のヤーマダホッサムと名乗る科学者のような白衣姿で髪がボンバーヘッドの奇人は画面越しにこちらを見つめているような気さえした。  なぜなら、そのテレビから流れるその台詞と、自分のスマホから聞こえてくる台詞が全く同じだったからだ。
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小説 185,472 位 / 185,472件 ファンタジー 42,619 位 / 42,619件
文字数 5,992 最終更新日 2016.09.12 登録日 2016.09.11
平凡な生活を送る高校生の中条雄也。 突如自宅に現れた少女から告げられたのは自らの死! さらに告げられたのは反転世界(フリップワールド)への召喚! タイトル思案中
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小説 21,306 位 / 21,306件 ファンタジー 8,271 位 / 8,271件
登録日 2019.07.17
恋愛 連載中 長編 R18
シュヴァル国では王子の婚約者は、婚姻の年に17歳になる高貴な娘と定められている。 そんな第一王子フリップ殿下の現在の婚約者候補筆頭は、年の離れた幼馴染で女だてらに騎士の道に身を置く11歳年下の、フィフィアナ・シルビア・ローゼリアン伯爵令嬢。既に誕生日を迎えて久しい。だが正式に求婚するも誰もが羨む王太子からの度重なる申し出を、フィフィアナは酷く拒んでいた。 婚姻への有効期限が迫る中、訪れるフィフィアナの体調不良。その事を知り王太子は不敵に微笑んだ。「これでフィフィは私のモノだ」と……。 ※この作品は自作「離婚しましょう?旦那様ッ」の次世代作品です。
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小説 21,306 位 / 21,306件 恋愛 4,942 位 / 4,942件
登録日 2018.01.31
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