「恐怖体験 人間」の検索結果

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 困っている人間がいると放っておけないお人好しの大学生・雑賀理世(さいかりよ)は、最近とある不思議な事象に見舞われていた。友人の萌香(モカ)には、幽霊に取り憑かれているのではないかと心配されるが、害があるわけではないのであまり気に留めていなかった。  そんな理世に、様々な恐怖が次々と降り掛かるようになる。理世が困っている誰かを放っておけないように、怪異や霊といった存在、そして生きた人間の悪意などもまた、理世を放っておかなかったのだ……。   ※若干暴力表現あり。 ※他投稿サイトでも公開しております。  また、矛盾点や誤字脱字、その他変更すべきだと判断した部分は、予告・報告なく修正する事がございますのでご了承ください。  
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文字数 110,189 最終更新日 2024.05.27 登録日 2023.02.08
この町では今、近日オープン予定のとあるお化け屋敷が話題になっていた。 その名は『メゾン・ド・ストレンジ』。 それは、あたかも自分がVR空間の主人公になったかのように体験できるお化け屋敷だ。 森の匂い、風のそよぎ、ものをさわる感触などが完璧に体験できる。 どうやら、ただのヴァーチャルリアリティではないらしい。 そんな時、ホラー好きの大早子規は学校帰りに、史上最高の幽霊・サイコと出会う。 サイコは子規の名前を「オバケ・ヤシキ」と勘違いし、メゾン・ド・ストレンジのお化け屋敷コーディネーターに勧誘しに来たのだ。 そう、メゾン・ド・ストレンジとは幽霊と妖怪たちが運営するお化け屋敷だったのだ。 誤解はとけたものの、どうしてもサイコの話が気になった子規。 勧誘を受け入れ、ウワサのお化け屋敷のコーディネーターとなった。 店長であるキュウビと打ち合わせを重ねながら、次々とお化け屋敷のストーリーを書いていく子規。 そして『よくない人形』というストーリーで、これまでで一番の絶叫を引き出すことに成功する。 初めは一台だったVRゴーグルも、追加で四つに増やし、順番待ちを減らした。 幽霊・妖怪たちはお客さまの絶叫に毎回大喜び。 人間たちの恐怖の表情にお腹を抱えてヒイヒイ笑う。 それに子規は嬉しくなると同時に、もっとがんばって怖いストーリーを書こうと思った。 しかし怖すぎて、泣かれてしまうんじゃないかと心配になったこともあった。 その時には、キュウビが「むしろ、喜ぶべきだ。怖いものを書いたのだから。 そんなことは〝怖くなかった〟といわれたときに、悩むべき」と励ましてくれたのだった。 ある日、友人の一颯が遊びにやって来た。 ホラー好きの一颯はただのお化け屋敷では驚かない。 つまり、『本物が目の前に現れる』。 キュウビとサイコの正体をバラす……それが、一颯にとっての恐怖だった。 子規はホッと胸をなで下ろす。 「よかった。一颯に最高の恐怖体験を味あわせてあげられた」 表紙:ノーコピーライトガールさま
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小説 185,296 位 / 185,296件 ホラー 6,767 位 / 6,767件
文字数 79,974 最終更新日 2023.07.31 登録日 2023.07.31
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