7
件
平和な日常は、恐ろしい魔王によって打ち砕かれた。
スティースティア帝国の王女サニーディアは、断崖絶壁にそびえる禍々しい城へと攫われる。
絶望の中、彼女に告げられた誘拐の理由は「亡き母に似ている貴方に、母恋しさで泣く娘の相手をしてほしい」という予想外なもの。
会ってみれば魔王の娘アリスは純粋な瞳で彼女に懐き、威厳あるはずの魔王は娘に嫌われて落ち込む始末。
彼らが見せるのは、意外なほど人間らしい家族の姿。
そんな優しさの裏に隠された魔王の真の目的とは――。
囚われの姫の運命が、今、静かに動き出す。
文字数 144,162
最終更新日 2026.09.06
登録日 2026.07.31
千石呉服店の跡取り娘はつなには、人には見えぬ「縁の糸」が見え、それを断ち切る力があった。
ある日、懇意にしている遊女・氷雨から舞い込んだのは、ある店の娘が謎の呪いに苦しめられているという内密の依頼。
依頼主の屋敷を訪れたはつなを待っていたのは、憎悪を意味する「黒い糸」に部屋を埋め尽くされ、衰弱しきった娘・紅樹の姿。
「このままでは彼女の心が蝕まれてしまう」
はつなは糸の元凶を突き止めるため、依頼主の息子・宗近を護衛に町へ出ることに。
憎悪の黒い糸を向ける相手とは?
呉服屋の娘による、和風縁切り奇譚。
文字数 28,770
最終更新日 2026.03.07
登録日 2026.02.12
スーパーの自動ドアが開かない。
他の客は普通に入っていくのに、早く海で釣りをしたい「なずな」の前では固く閉ざされたまま。
そんなとき同じく途方に暮れる「ひばり」と出会う。
二人でなんとか店内に入っても、今度は商品が掴めない。
買い物を諦め、釣りをするため海へと向かっている途中、老婆と出会った二人は自分たちが幽体状態なのだと教えられることに。
何故二人は幽体となってしまっているのか?
限られた時間の中で、二人が見つけるものとは。
生と死の狭間で揺れながら、再会を誓う物語。
文字数 10,785
最終更新日 2026.02.11
登録日 2026.02.09
『何でもできたら、一人ででも生きていける』
――伯母の言葉を胸に、自立を目指して冒険者になった少女アデュリリア。
しかし彼女を待っていたのは、どの職業にも適性がないという残酷な現実だった。
適正職がないという理由で仕事も仲間も見つからず、貯金も底をつきかける。
「働かないと生きていけないのに、どうすればいいの?」
絶望の淵で泣き崩れる彼女の前に現れたのは、幼馴染のバルト。
彼は「同郷のよしみだ」と、アデュリリアを“お手伝い”として初めての依頼に誘ってくれることに。
希望を胸に挑んだ薬草探しの森で、二人は魔物に襲われてしまう。
ピンチに陥ったバルトを救ったのは、アデュリリアが放った火と癒やしの力だった。
「五光術って一人一属性だよ!?」
「え、普通に五属性とも使えるよ?」
彼女には、自身も知らない前代未聞の才能が眠っていたのだ。
どの職にも就けなかった「器用貧乏」な少女が、本人すら知らなかった隠された力で道を切り拓いていく。
器用貧乏少女の冒険譚が、今始まる。
番外編は説明書きがありますので、一読をお願いします。
『たくさんのキスをして』と登場人物が被っておりますが、地名や仕事の行き先の繋がりがある以外は関連ありません。
上記はR15指定としています。
文字数 400,603
最終更新日 2026.02.08
登録日 2025.05.15
武家の三男である朝陽には団子屋に通う理由があった。
それは店で働く少女・綾菜の存在。
彼女の笑顔を見ること、言葉を交わすことが、彼にとって何よりの癒やしだったからだ。
本人ですら気づかない恋心を抱える不器用な武士による、団子屋の少女への想いは、果たして届くのか。
文字数 79,830
最終更新日 2026.01.28
登録日 2025.04.21
酒場で給仕として働くアゲートは知人の友人を紹介される。
仕事として自分の体も商売道具にしてきたアゲートにとって、その男ベリルは変な奴としか思っていなかった。
だがある日、客だった男に絡まれたところをたまたま助けてくれたので食事を奢ることに。
※性行為を匂わす表現はありますが、描写はありません。
番外編は説明書きを一読お願いします。
『器用貧乏なので、何でもやってみることにしました』と登場人物が被っておりますが、地名や仕事の行き先の繋がりがある以外は関連がないため、単独でも読めます。
文字数 142,833
最終更新日 2025.12.26
登録日 2025.11.12
部屋に閉じ込められ、領主の父から「化け物」と呼ばれ疎まれる少女ローズ。
彼女の狭い世界は与えられた自身の部屋と、心を許せる自分のための使用人アニュだけだった。
「自由に外へ出て、もう一度家族と笑い合いたい…」
そんな叶わぬ願いを抱く彼女の前に、ある日、屋敷の客人であるヒムカと名乗る青年が現れる。
彼との出会いとささやかな交流は、ローズの凍てついた心に温かな光を灯した。
しかし、穏やかな時間は突如として終わりを告げ、悪夢が訪れる。
彼女の前に正体不明の赤い化け物が現れ、町を焼き、目の前でアニュを惨殺されてしまったのだ。
絶望の中、全てを失ったはずのローズが目を覚ますと、そこは悪夢が始まる前の、何一つ変わらない日常だった。
死んだはずのアニュが微笑みかけ、ヒムカたちも今から屋敷を訪れるという。
あれはただの白昼夢だったのか。
それとも逃れられない運命の予兆なのか。
繰り返される時間に気づいた彼女は少しずつ出来ることを試行錯誤しながら、前を向くようになっていく。
文字数 105,158
最終更新日 2025.04.14
登録日 2025.03.10
7
件