織賀光希

背表紙に、その人の人生が、溢れ出ている。

娘はまるで、お人形さん。ひとのかたち。ふうふのかたち。かぞくのかたち。

これで、初デートは10回目だ。

置き忘れて、置き忘れて。

破られた文庫本。残っているのは、数センチ。そこから、推測し楽しみたい。

二部構成。第一話は、上から読む恋愛小説の［First Love］。第二話は、下から読むラブサスペンスの［worst Love］。

何もない。ここはどこだ？　全12話。毎朝更新。

神様の言う通りにしよう。 　タマゴサンドか、ハムチーズサンドか。悩む。ウチの妻は、どちらも好きだからな。 　神様に聞くか。聞いてしまうか。神様の言う通りにしてしまおうか。 　でも、正式な言葉は分からないから、適当に作っちゃうか。 《ど・ち・ら・に・し・よ・う・か・な か・み・さ・ま・の・い・う・と・お・り だ・と・は・お・も・っ・て・い・る・け・れ・ど い・ま・ね・が・っ・て・い・る・か・み・さ・ま・が わ・る・い・か・み・さ・ま・と・い・う・こ・と・も す・こ・し・は・あ・る・か・も・し・れ・な・い・し す・ぐ・に・し・ん・よ・う・し・て・い・っ・て す・ん・な・り・ど・ち・ら・か・ひ・と・つ・に き・め・て・し・ま・う・と・い・う・の・は い・い・の・だ・ろ・う・か・い・い・わ・け・な・い も・う・す・こ・し・ひ・き・の・ば・し・て・か・ら き・め・よ・う・か・な・と・お・も・う・け・ど か・み・さ・ま・の・ち・し・き・が・な・い・か・ら げ・ん・ど・が・あ・る・よ・ね・し・か・た・な・い こ・ん・な・じ・ぶ・ん・が・だ・い・き・ら・い ふ・と・も・も・グ・ー・で・バ・ン・バ・ン・バ・ン も・ひ・と・つ・お・ま・け・に・ガ・ン・ガ・ン い・た・い・ほ・う・の・ふ・と・も・も・さ・ん ど・ち・ら・が・い・い・か・を・こ・た・え・て・よ ジ・ン・ジ・ン・の・リ・ズ・ム・に・ち・か・い こ・と・ば・に・す・る・か・ら・ね・ヨ・イ・ショ》 　タマゴサンドで止まった。 　でも、今の文章のなかに出てきた太ももから、ハムストリングが思い浮かんだ。だから、ハムチーズサンドにしよう。 　妻の喜んだ顔が、目に浮かぶ。

かくまって、かくまって！

なんで私だけ？を調査する会。

あなたも私も誰も知らない。

恩人にはなったけど、ただ普通のことをしただけで、たまたま助けてしまっていた。

せっかち専門のショッピングモール。

鼻歌には、価値がある。

時限爆弾の線を、どう切るか。

反面教師という言葉から派生した物語です。三作品です。

毎朝パパが登校時に、娘に渡す手紙。

『何それ？』しか言わない親友、ヤバイね！』しか言わない親友と、カフェへ。

中二病とは、なんなんだ。

難しい早口言葉的なことを言わないといけない状況に、どんどん追い込まれてゆく。