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ハローワーク帰りの元SE・田村は、凄惨な事故現場で、被害者と目が合ってしまう。
保身から逃走したその夜、安ビールを煽る彼の背後に現れたのは、誰にも視えないはずの被害者の生霊だった。
「わたくしを見捨てた罪、一生かけて償っていただきますわ!」
世界でただ一人、彼女を視認できる男。
高貴な罵倒を浴びせられ、田村は否応なく巨大な闇へと引きずり込まれていく。
物理的な接触ができない生霊の凛と、社会の底辺でくすぶっていた田村。反発し合いながらも、凛の記憶の断片を頼りに事件を追う『二人三脚』の潜入捜査が始まる。
潜入捜査の果て、凸凹コンビが辿り着く真実の正体とは。
※表紙画像はAIを使用して作成しました
文字数 59,116
最終更新日 2026.05.21
登録日 2026.05.20
「あなたは欠陥品なのよ」その一言で、陽斗は感情を手放した。
「もう飽きた」その言葉で、美術教師の詩織は色彩を見失う。
すべてを失った二人は、神戸の坂道で出会う。
そして、「恋にはしない」と決めたまま、隣に立つ関係を選んだ。
物語は詩織と陽斗、二つの視点が交互に語られていく。
同じ出来事でさえ、二人の中ではわずかに形を変え、重なることはない。
それでも、ずれ続ける記録の中で、手放せなかったものだけが、
ゆっくりと輪郭を帯びていく。
これは、戻らないものを抱えたまま、それでもなお隣にいることを選んだ、二人の物語。
文字数 35,915
最終更新日 2026.05.21
登録日 2026.05.21
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