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「貴方だって、いずれ全てを失うんだから――」
命(めい)は、まだ若かった両親を謎の現象で突然、失った。そのせいで、AI社会下で本人による相続手続きがまだ済んでいなかったため、家から追い出されることになった。
そんな中、偶然居合わせた男に紹介され、非合法な地下組織、ヤマトタケルノミコトに参加することになった。
素質を買われ、いきなり二番隊隊長を任されてしまう。渡されたダーツバッグを腰に下げ、説明もろくにないまま初任務へ投入された。
クセの強い五人の部下と、頻発する霊障と呼ばれる怪奇現象と戦う中、かつての二番隊員である有村という男と遭遇した。
それは、ヤマトタケルノミコトが正義の組織ではないこと、そして、両親の死は偶然ではないことに気付く。
やがて、絶望の螺旋階段は加速していく。散っていく仲間たちの上に立つ命は、有村を追い詰めるが――
文字数 20,183
最終更新日 2026.08.10
登録日 2026.08.10
「尊みぃぃぃっ!」
ひきこもり社会人ぴかりは、異世界に転移した。そこで出会った聖女エレーナの美貌に一目惚れから、推し活が始まった。
エレーナは、暗殺を予感されるほど、国から嫌われていたが、事実はただの優しい少女だった。だから、仲間と共に彼女を助けようと、ぴかりは立ち上がった。
ないない尽くしのぴかりが、唯一希望を見出した魔導具を研究し、エレーナが幸せに暮らせる世界を目指す。
しかし、思いとは裏腹にその優しさはエレーナとのすれ違いを深めた。
やがて、魔王軍に流れ着くことになったぴかりは、エレーナを守るため、魔導具を手に人類の敵となるが……
エレーナはその押し付けがましい優しさに壊れていく――
文字数 23,894
最終更新日 2026.08.10
登録日 2026.08.09
「……処分されるのも時間の問題ね」
三十路を過ぎたメイドのカリンダは、今日も任務で奔走していた。そんな中、傷を負ってしまう。
衰えを感じる中、それを見た雇用主、極悪令嬢と呼ばれるビアンカは、ため息交じりに引退をほのめかしてした。
メイドの引退とは『死ぬこと』を意味する。元奴隷という身分に加え、機密を多く扱う仕事のため、メイドを辞めれば、処分されるのが通例だった。
同僚のマールと居酒屋で、老いについて語らう中、一組の男性に声をかけられた。
酒の勢いと引退目前という状況もあり、カリンダはその男と行きずりに関係を持った。
これがカリンダを救う出会いになるとは、彼女はまだ知る由もなかった――
文字数 9,761
最終更新日 2026.08.08
登録日 2026.08.08
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