口座を2つに分けるといっても、毎月自分で移すとなると面倒になるのが予想できますよね。
そこでおすすめなのが、給与振込の時点で2つの口座に分ける方法です。
勤務先によっては、給料の振込先を1つではなく、2つ以上指定できることがあります。
たとえば、
生活費として使うA銀行の口座に20万円
貯める用のB銀行の口座に5万円
という形で、予め会社の方で分けて振り込んでもらう方法です。
これができるなら、かなり理想的です。
自分で移す作業そのものが不要になるので、本当に自動化出来ます。
お金の管理でいちばん強いのは、「やる気がある日だけできる方法」ではなく、何もしなくても勝手に進む方法です。
給与天引きで分けてしまえば、給料が入った段階で、もう貯金分は別口座にあります。
生活費の口座に残るのは、「今月使っていいお金」だけです。
実務的にもかなり分かりやすくなるはずです。
生活費口座の残高を見るだけで、「今月使える範囲」がだいたい分かるからです。
お金が混ざっていないぶん、管理もラクになります。
私も面談の中で、「給与振込先って分けられますか?」と確認することがあります。
細かい節約の話をする前に、まずその設定から進めることがあります。それくらい、効果が大きいからです。
会社によっては、経理や人事に申請すれば対応できる場合があります。
すべての会社が対応しているわけではありませんが、一度確認する価値はあります。
お客様から「こんな制度があるって知らなかったけど、聞いてみたらできるみたいでした!」という報告をもらったのも、一度や二度ではありません。
もし分けられるなら、まずは月1万円でも2万円でも、無理のない額を別口座に流してみましょう。
勤務先によっては、「給与振込先は1口座のみ」ということもあります。その場合は、次の方法です。
それは、銀行の自動入金サービスを使うことです。
給料が入るメイン口座から、毎月決まった日に、別の口座へ一定額を自動で移してくれる仕組みです。
ここで注意することは、自動入金の仕組みがある銀行を選ぶことです。
自動入金はどの銀行にでもある訳ではありません。主にネット銀行が多いです。メガバンクだと、三井住友銀行がOLIVEで対応しています。
自動入金は、定額自動振込とは異なります。
A銀行(生活費用口座)からB銀行(貯蓄用口座)に移したい場合を考えてみましょう。
A銀行側で手続きするのが定額自動送金です。手数料がかかります。
B銀行側で手続きするのが自動入金です。手数料はかかりません。
銀行側としては自分のところにお金を預けて欲しいから、手数料をかけずにお金を移せるんですね。
手数料をかけなくていいように、貯蓄用の口座は自動入金ができる銀行にすることをオススメします。
「自動入金 銀行」で検索すると色んな銀行が出てくるので、一番使い勝手が良い銀行を選びましょう。
自動入金で注意するポイントは、給料日のすぐ後に動かすことです。
自動入金日を給料日の翌日に設定するのがオススメです。
たとえば、毎月25日が給料日なら、26日か27日に設定しておく。月末が給料日なら、翌営業日に動くようにしておく。
お金が入ったらすぐ移しましょう。
そして、ここで大事なことがもう1つあります。
貯める用の口座のことは忘れることです。
せっかく別口座に移しても、その口座を何度も見ていると、「ちょっとあるな」と感じてしまいます。
すると、「今月だけ使おうかな」が始まりやすいです。
貯める口座は、なるべく普段使わない銀行にするのもおすすめです。
キャッシュカードを持ち歩かない、生活費の引き落としには使わない、毎日アプリを開かない、残高確認はたまにだけ。
これを守ってください。
いつの間にかお金が貯まっていて、本当に困ったときに助けてくれるはずです。
お金を貯めたいなら、最初にやるべきことは、2つです。
1つ目は口座を2つに分けること、2つ目は給与天引きか自動入金で、先に貯金分を別口座へ移すこと。
お金の置き場所と、お金を移すタイミングを整えて、お金が勝手に残る流れを作っておきましょう。貯蓄用の口座をネット銀行にする場合は、外に出なくても全て完結できてしまいます。
ズボラさんにぴったりの仕組みだと思います。
口座を分けた先取り貯金で、お金を貯めていきましょう。
今頑張ると、3年後にびっくりするぐらいお金が貯まりますよ!