十年間、王宮の帳簿をひっそり守ってきた会計士コーデリア。決算期のある日、突然「国庫から金貨三千枚が消えた」犯人に仕立て上げられ、婚約者にも捨てられて王宮を追われます。ところが翌日、下宿に現れたのは、汚職官吏を震え上がらせる氷の宰相閣下。「回収に来た」――三年間、帳簿の妖精を探し続けた彼は、彼女の十年の価値を正確に知る唯一の人でした。特別監査官として迎えられ、静かで正確な溺愛に包まれるコーデリア。一方、彼女を追い出した経理局は決算が合わずに大混乱。御前監査の日、十年分の記録が明かす真実とは。働くあなたに贈る、痛快経理ざまぁ。全六話。
文字数 12,050
最終更新日 2026.09.11
登録日 2026.09.10
妹に聖女の座を奪われ、婚約者の王太子に千人の前で断罪された「光らない聖女」リディア。飛ばされた先は、大陸一瘴気の濃い北の辺境でした。けれどそこで待っていたのは、彼女の祈りの価値をたった一晩で見抜く氷の辺境伯。「あんたの祈りは、光らない代わりに、消えない」――正しい対価と不器用な溺愛に包まれて、凍土に花が咲く。一方、光るだけの偽聖女が守る王都の結界は痩せ細り……。観測記録が暴く十年の真実と、痛快な大逆転。働くあなたに贈る、静かで強い祈りの物語。全六話。
文字数 12,037
最終更新日 2026.09.10
登録日 2026.09.09
時計塔の見習いエルフィーネは、十年もの間その心臓部を設計し続けながら、手柄はすべて兄弟子ロデリックに奪われてきた。ある日、彼から一方的に婚約を破棄され、塔からも追放されてしまう。行き場を失った彼女に手を差し伸べたのは、隣国の天才発明家クラウス。「その歯車、俺が世界一欲しかった」と、彼はエルフィーネの才能そのものを求めた。やがて彼女を失った時計塔は狂いはじめ、詐称の十年が白日の下にさらされる。追放された時計師の、痛快な逆転と溺愛の物語。全六話。
文字数 12,172
最終更新日 2026.09.10
登録日 2026.09.09
十年間、王宮文書館で古代語を訳し続けたアメリア。手柄はすべて上司のもの、名前はどこにも残らない。婚約者には「裏方が似合う」と捨てられ、地下書庫送りに。そこへ忍びで現れた隣国の若き国王は言いました。「君の一行は、金貨千枚に値する」――。名前と正当な対価と、余白の文通みたいな溺愛をくれる隣国で花開く私。一方、母国は誤訳の上に城を建てて転がり落ちていき……。国際会談で明かされる十年の盗用と、行き遅れ翻訳官の痛快な引き抜かれざまぁ。全六話。
文字数 12,112
最終更新日 2026.09.09
登録日 2026.09.08
亡き母のレシピ帳を義妹に奪われ、婚約者まで乗り換えられた宮廷菓子職人セレスタ。職場も追われた翌日、彼女を雇いに来たのは、毒で味覚を失ったはずの冷徹王弟殿下でした。「あなたの菓子だけ、味がする」――正当な対価と、静かで深い溺愛に包まれる新生活。一方、盗んだレシピで晴れ舞台に挑んだ義妹は、母の帳面に隠された「仕掛け」を知らず……。
王室献茶会で明かされる真実と、痛快ざまぁ。
文字数 11,991
最終更新日 2026.09.09
登録日 2026.09.08
十年間、王宮の温室で戴冠の花を守り続けたリディア。ある朝、花が何者かに毒で枯らされ、身に覚えのない罪を着せられて追放される。行き場を失い途方に暮れる彼女の前に現れたのは、北辺の砦を預かる副団長ガーウィン。「お前の腕が要る」――荒れ果てた薬草園の再建を託されたリディアは、砦で新たな居場所を見つけていく。やがて明かされる真犯人の正体。そして戴冠式の日、百年に一度の大輪が再び花開くとき、不器用な武人の想いもまた、花のように綻ぶ。全六話。
文字数 12,411
最終更新日 2026.09.09
登録日 2026.09.08
王立魔法図書館の禁書庫番、リゼル・ヴァンス。地味で目立たない彼女だが、実は誰も読み解けない古代語を操る「賢者の末裔」だった。ある夜、王家秘蔵の魔導書が消失し、無実の罪を着せられたリゼルは職も居場所も奪われる。追放の道で彼女を救ったのは、社交界で「氷の副団長」と呼ばれる不器用な近衛騎士、グレアム。真実を暴き、奪われたものすべてを取り戻す、逆転の断罪劇。
文字数 12,228
最終更新日 2026.09.07
登録日 2026.09.06
十年間、家族に無給で使われ続けた天才宝石鑑定士エステル。婚約者に「石ころ女」と罵られ婚約破棄された翌朝、迎えに来たのは北の辺境伯さまでした。「君の十年に、俺が値を付ける」――差し出されたのは、雇用契約書と求婚状の二枚。正当な報酬と敬意をくれる新しい職場と、執念の方向がおかしい不器用な溺愛。一方、私を捨てた実家は偽宝石の醜聞で転がり落ちていき……。ただ働き令嬢の、痛快な再就職ざまぁ物語。全六話。
文字数 12,153
最終更新日 2026.09.07
登録日 2026.09.06
建国祭の夜会で、第二王子は異母妹を選び、私に冤罪を突きつけた。
ドレスを切った? 階段から突き落とした? 宝石を盗んだ? ――全部、やっていない。けれど会場の誰も、私の弁明を聞かない。
衛兵に捕らえよと命じられた、そのとき。扉を開けて現れたのは、社交界で「北の魔狼」と恐れられる冷酷公爵。彼は私の前に膝をつき、こう言った。
「証拠なら三年分ある」
三年間、私を見続けていた重すぎる人の、重すぎる求婚と完璧な断罪返し。妹も王子も知らない。この方を敵に回すことが、この国で一番恐ろしいということを。
文字数 11,821
最終更新日 2026.09.06
登録日 2026.09.05
三年かけた私の処方は「親友」の手柄になり、筆頭薬師の座も彼女のものになった。お局女官長からの次の辞令は、洗い場係。二十七歳、行き遅れの王宮薬師リディア、本日限りで辞めさせていただきます。
実家では継母が、六十四歳の侯爵への身売り同然の縁談を用意して待っていた。父は帳簿から顔も上げない。――わかりました。全部、捨てます。
ところが辞めた翌日、下町の宿の前に軍が来た。国境の英雄・王弟アルヴィス将軍が、泥道に膝をついて言う。「十年、捜した」と。
誰にも気づかれていないと思っていた。名もなき薬師の仕事を、数えていた人がいた。
これは、名前を持たなかった薬師が、名前を呼ばれて、名前を取り戻すまでの話。功績を奪った親友も、給金を搾取した継母も、今さら泣きついても――もう、遅い。
※ざまぁ要素・執着系溺愛あり。ヒロインは自分の足で立つタイプです。
文字数 11,903
最終更新日 2026.09.06
登録日 2026.09.05
「貴様との婚約を破棄する!」
建国記念の夜会で、王太子オズワルドに「無能」と断じられ婚約破棄されたレティシア。だが実は彼女こそが、五年間にわたり王国の政務を一手に担ってきた影の頭脳だった。
人形と呼ばれながら、誰にも知られず王国を支え続けた十年。その全てを手放した夜、かつて幼い日に助けた少年――今は隣国の皇帝となったアルディスが、彼女の前に現れる。
「あなたを無能と呼ぶ国に、あなたを置いておきたくない」
帝国で真に認められ、愛される日々を手にしたレティシア。一方、彼女を失った王国は崩壊の一途を辿り――今さら戻れと泣きつかれても、もう遅い。
文字数 10,348
最終更新日 2026.09.04
登録日 2026.09.04
「灰色の紋章の欠陥品」と蔑まれ、公爵家を追放されたリゼット。行き倒れた彼女を拾ったのは、北方辺境伯エリク。「枯死の呪い」に侵された彼の領地で、リゼットが枯れた大地に触れたとき、灰色の紋章の奥から金色の光が溢れ出した。「永遠花園(ジャルダン・エテルネル)」――百年以上途絶えたとされる伝説の古代紋章。
叔父に封印され、力を奪われ、従妹の手柄にすり替えられていた五年間。
けれどもう、黙って奪われるだけの私ではいたくない。枯野を花で満たし、飢える領民を救い、不器用な辺境伯に溺愛される。そして全てを盗んだ叔父と、偽りの力で着飾った従妹に、公の場で引導きをする。
追放から始まる、花と溺愛のザマァファンタジー。
文字数 22,457
最終更新日 2026.09.04
登録日 2026.09.03
王立魔導書庫で働くエリーズは、姉オデットの陰謀により王太子妃への呪詛と禁書窃盗の罪を着せられ投獄される。彼女には誰にも言えない秘密があった――触れるだけで真実を視る「真実ノ眼」。しかしこの力は三百年前に魔女狩りの対象となった禁忌の瞳と同質のもの。力を使えば無実を証明できるが、その瞬間に異端者として火刑に処される。絶体絶命の中、北方辺境伯アクセルが現れ「お前を助けに来た」と告げる。彼はエリーズの亡き母に恩があるという。三日後に迫る裁判までに、真実を暴けるのか――禁忌の力を持つ令嬢と冷徹な辺境伯が挑む、逆転の復讐劇
文字数 49,313
最終更新日 2025.11.21
登録日 2025.11.13
辺境貴族の娘セシリアは宮廷薬師見習いとして働くが、師匠エリザから無能と罵られ続ける。疫病が王都で流行すると、エリザはセシリアに濡れ衣を着せ処刑させようとする。
文字数 14,369
最終更新日 2025.11.16
登録日 2025.11.16
政略結婚で婚約した王子エドウィンと公爵令嬢ロザリンド。互いに完璧を演じ続ける窮屈な日々を送っていた二人は、ある日、手紙の誤配達から「相手には好きな人がいる」と誤解してしまう。相手を自由にするため、二人は密かに「悪役令嬢の婚約破棄劇」を共謀する。台本作りやリハーサルを重ねるうち、初めて本音で語り合い、素顔を見せ合う二人。やがて誤解が解け、本当の想いに気づいた時、舞踏会での破棄劇は予想外の展開を迎える。
文字数 12,860
最終更新日 2025.11.16
登録日 2025.11.16
魔力微弱を理由に王太子クラウスから婚約破棄され、辺境へ追放されたエステル。絶望の中、寡黙な薬師レオンに救われ、薬草園で働き始める。彼の優しさに触れ、才能を認められるうちに、エステルは失った自信と新しい幸せを取り戻していく。やがて二人は結婚し、穏やかな日々を送るが、三年後、「本物の王太子」を名乗る男が現れて……。
文字数 14,929
最終更新日 2025.11.16
登録日 2025.11.16
心を病んだと濡れ衣を着せられ、夫アンドレに離縁されたセリーヌ。愛人と結婚したかった夫の陰謀だったが、誰も信じてくれない。失意の中、亡き母から受け継いだ調香の才能に目覚めた彼女は、東の別邸で香水作りに没頭する。やがて「春風の工房」として王都で評判になり、冷酷な北方公爵マグナスの目に留まる。マグナスの支援で宮廷調香師に推薦された矢先、元夫が妨害工作を仕掛けてきたのだが?
文字数 10,708
最終更新日 2025.11.15
登録日 2025.11.15
平民の錬金術師クロエは、貴族の令嬢ジュリエットに研究成果を奪われ、ギルドから追放された。下町で細々と薬屋を営んでいた彼女の元に、王太子妃の治療依頼が舞い込む。密かに持つ特殊能力『秘められし過去の欠片』で毒を見抜き、王妃の命を救ったクロエ。だが事件の裏には王国を揺るがす巨大な陰謀が――。氷の錬金術師エリックと美貌の侯爵フランソワ、二人のイケメンに守られながらクロエは黒幕に立ち向かう。
文字数 23,057
最終更新日 2025.11.11
登録日 2025.11.11
十年前に両親を亡くしたセレスティーナは、後見人の叔父に財産を奪われ、物置部屋で使用人同然の扱いを受けていた。義妹ミレイユのために毎日ドレスを縫わされる日々——でも彼女には『星霜の記憶』という、物の過去と未来を視る特別な力があった。隠されていた舞踏会の招待状を見つけて決死の潜入を果たすと、冷徹で美しいヴィルフォール侯爵と運命の再会! 義妹のドレスが破れて大恥、叔父も悪事を暴かれて追放されるはめに。失われた伝説の刺繍技術を復活させたセレスティーナは宮廷筆頭職人に抜擢され、「ずっと君を探していた」と侯爵に溺愛される——
文字数 26,679
最終更新日 2025.11.10
登録日 2025.11.10
両親を亡くし、叔父に引き取られたクレアは、義妹ペトラに全てを奪われ虐げられていた。
宮廷楽師選考会への出場も拒まれ、老商人との結婚を強要される。
絶望の中、クレアは母から受け継いだ「音花の恵み」——音楽を物質化する力——を使い、家を飛び出す。
近衛騎士団隊長アーロンに助けられ、彼の助けもあり選考会に参加。首席合格を果たし、叔父と義妹を見返す。クレアは王室専属楽師として、アーロンと共に新たな人生を歩み始める。
文字数 45,912
最終更新日 2025.11.09
登録日 2025.11.09