7
件
宮女の明鈴は、同じ玲華宮に仕える春蘭を殺してしまった。
春蘭は、皇帝に召されたはずの宮女だった。
けれど彼女は、誰にも言えない秘密を抱えていた。
明鈴は目撃した女官の翠玉を脅し、罪をかぶせることに成功する。
明鈴の証言と、翠玉自身の自白。
すべては、このまま終わるはずだった。
けれど、玲華宮の主である下級妃・玲華は、翠玉の自白に違和感を覚える。
なぜ、翠玉は罪を認めたのか。
春蘭が抱えていた秘密とはなにか。
寵愛を望まない下級妃が、宮女の死に隠された真相を追う、中華後宮倒叙ミステリー。
文字数 8,516
最終更新日 2026.07.08
登録日 2026.06.30
地味で目立たず、魔力の炎も弱い伯爵令嬢ヘレーネは、いつまでも縁談に恵まれずにいた。
先に侯爵令息との婚約を決めた妹ロゼリアからも見下される日々。
けれど、妹の婚約者となったギルベルトは、「どうせ行き遅れなら」と、ヘレーネに強引に手を出すような男だった。
裏で何度も辱めておきながら、そのことが発覚すると、ギルベルトは「妹の婚約者を誑かした姉」として、すべての罪をヘレーネに着せた。
ロゼリアは姉が悪いと決めつけ、父は話すら聞かず、ヘレーネへ修道院行きを命じる。
なにもかも奪われたヘレーネを救ったのは、魔力が強すぎるあまり「氷の公爵」と恐れられるアルスレインだった。
「君の魔力の炎だけがほしい」
アルスレインはそう告げ、ヘレーネに契約結婚を持ちかける。
ヘレーネはその手を取った。
公爵夫人の立場から、ロゼリアとギルベルトに復讐するために。
弱いと笑われた炎が、断罪夜会ですべてを焼き尽くす――
文字数 19,787
最終更新日 2026.07.07
登録日 2026.06.29
「僕は君の隣に立つことを選ぶよ」
死に戻り聖女は、やがて白銀の守護獣と結ばれる。
始まりは、ひとつの夢だった。
婚約破棄の末、偽りの聖女として処刑されたエステア。
目を覚ますと、同じ朝に戻っていた。
結末を変えるため、第二王子より先に婚約解消を告げてみる。
そこで拍手してきたのは、家に仕える魔術師フェル。
いつも軽口ばかりの彼は、実は彼女を救うため死に戻らせていた張本人だった。
その正体は、初代聖女との約束を何百年も守り続ける守護獣。
人外の彼にとって、エステアもまた守るべき聖女のひとりでしかなかった。
だが、何度も死の結末を越えようとするうち、その関係は少しずつ形を変えていく――
※複数のサイトに投稿しています。
文字数 80,449
最終更新日 2026.06.06
登録日 2026.06.06
「エレノーラ・フォステール嬢……お相手していただけますか?」
そう言って差し出された手は、今夜も私に断る隙など与えないように見えた。
――侯爵様、もしかして本気で……私を囲い込みにきてる?
年下の従姉妹で伯爵令嬢リネットへの嫌がらせという冤罪で、アルネロ・ヴァレント伯爵令息に婚約を破棄されたエレノーラ・フォステール男爵令嬢。
その時、場に割って入ったのは、王都でも別格とされる侯爵当主ルシェル・ウィンセイルだった。
以来、社交の場で会うたび彼は当然のように私の隣を取り、ついには「あなたを私の隣に迎えたい」と告げてきて――。
「侯爵様……どうして、そこまで私を気にかけるのですか」
「さて。どうしてだと思う?」
婚約破棄された男爵令嬢が、格上の侯爵当主に囲い込まれるお話。
※複数のサイトに投稿しています。
文字数 5,651
最終更新日 2026.03.31
登録日 2026.03.31
「リゼル・モンテレーゼ――私が君を妻にする」
伯爵令嬢セレナへの嫌がらせという冤罪で、第二王子ルードリヒに婚約を破棄され、修道院送りまで言い渡された侯爵令嬢のリゼル。
直後、彼女に求婚したのは、「氷の公爵」と恐れられるオルヴェイン・グランツだった。
「君を修道院へは行かせない。私と一緒に、来てほしい」
戸惑いながらも、差し出された手を取ったリゼル。
遠い人だと思っていたオルヴェインが、彼女に語った想いとは――。
婚約破棄された侯爵令嬢が、氷の公爵に溺愛される物語。
※複数のサイトに投稿しています。
文字数 5,013
最終更新日 2026.03.27
登録日 2026.03.27
地味で可愛げがないから、婚約破棄?
「わかりましたわ、フレデリック殿下。では私は、王太子妃候補としての仕事からも手を引かせていただきます」
侯爵令嬢クラリエッタに切り捨てられたその日から、王宮は少しずつ狂い始める。
招待状は乱れ、席次は崩れ、茶会はぎこちなく綻んでいく。
――王太子は、まともな招待状ひとつ出せなかった。
彼女が担っていたのは、ただの補佐ではない。
王宮の社交と体面、そのものだったのだ。
そして、そんな彼女の価値を最初から見抜いていた第二王子ロレンツが、静かに手を差し伸べる。
婚約破棄された侯爵令嬢の、実務ざまぁと再評価の物語。
※複数のサイトに投稿しています。
文字数 13,722
最終更新日 2026.03.23
登録日 2026.03.23
「君との婚約を、解消させてもらいたい」
伯爵令嬢ソフィアーナは、婚約者に毒薬を飲ませていた悪女として断罪された。
「毒薬令嬢」と蔑まれ、まともな縁談も望めなくなった――はずだった。
「君の薬は毒ではない」
そう言って彼女を北境へ連れ出したのは、「瘴気喰らい」と呼ばれる辺境伯ロイベル。
彼だけは、ソフィアーナの薬が瘴気に効くと見抜いていた。
兵も民も倒れていく北境で、薬師として働き始めるソフィアーナ。
やがて瘴気は王都にまで広がり、彼女を断罪した元婚約者までもが倒れてしまう。
国を救うには、瘴気の大元を断つしかない。
森の奥へ向かうロイベルの命をつなげるのは、彼女の薬だけ――。
※複数のサイトに投稿しています。
文字数 41,792
最終更新日 2026.03.22
登録日 2026.03.22
7
件