「彼女はただの相談相手です」と私を信じなかった王子へ――宮廷薬師の私は辺境で生き直します。今さら毒殺未遂で呼び戻されても、もう遅いです
「彼女はただ相談に乗っているだけだ。君は考えすぎだよ」
そう言われるたびに、セレナは何度も言葉を飲み込んだ。けれど、薬の記録が乱れ、体調管理の指示まで軽んじられたその日、彼女は婚約解消を決意する。
王都を去ったセレナが向かったのは、薬師不足に苦しむ北辺の領地。厳しい冬を前に、彼女は薬師として人を救い、少しずつ自分の居場所を手に入れていく。ぶっきらぼうだが誠実な領主代行カイルもまた、セレナの強さと優しさを静かに見守っていた。
一方その頃、王都では第二王子が原因不明の衰弱に倒れ、毒殺未遂まで起きていた。王族特有の体質と薬歴を把握しているのは、かつて彼を支えていたセレナだけ。今さら王宮は彼女を呼び戻そうとするが、もうセレナは誰かの都合で戻る女ではない。
失ったあとでようやく気づいても、もう遅い。これは、捨てられた側だった薬師令嬢が、自分の足で幸せを選び直す恋の物語。
一気に読みました。
読み応えがあったなぁと思いました。
「淡々と正確な記録を残す」というヒロインの意識が伝わってきました。第二王子の体調の急変の緊張感も「どうなる?」と先が気になりました。
面白かったです。
最終までお疲れ様で御座いました。私の読み飛ばしかもしれませんがあれだけ存在感あったミリア嬢って結局処分どうなったのでしょうか。最終でロドリックさんがいきなり登場してそちらの処分はあったので気になりました。
第二王子と相談女とくっつく未来はありえないとさすがにないと思いたい。悪意がないのは第二王子に対してだけで相談女は明確に主人公が悪であるよう空気をしむけていたし、それで呼び込んだ状況は浅はかさに対してなかなか根深い。
今回の騒動、普通に探るだけなら悪くすれば王族殺しに仕立て上げられていたかもしれない相談女ですが、主人公に助けられましたね。
主人公と第二王子の拗らせは、長く婚約者と薬師と患者であった線引きの甘さや王子の病の辛さからの逃避もあり、一概に誰を責めるとか簡単にはできない話だなと思いました。戻らない時間が大切だったのは確かな2人でしたが、病が絡むと人は難しい。
第二王子、人間のクズじゃん。なんで王族籍に残してんの?
あと、つもりではなくても王族死なせかけてるなら、処刑でしょ。なんで治療中だからと生かしてんの?
きくこときいたら、もう処刑が妥当。
臣下を貴族を舐めてるよね、この王家。
第1王子には世継ぎがいて、第2王子は軽んじられてますか?
身体が弱かったら普通専属医師、薬師、コック、侍女とかいませんか?
ヒロインは高名な薬師と言うわけではなく(有能ではあります)1人にまかせてます。
やっぱりいても居なくても良い王子なんでしょう
食事管理に服薬、さらにはストレスやら睡眠の管理で健康を維持してきたヨワヨワ王子様の事情も知らずに、服薬のタイミングや食事管理を甘々にする相談相手のお嬢さんがいたら、あっという間に不健康王子に逆戻りってのが、面白いです。健康管理をしていた薬剤師の婚約者の令嬢からしたら、たまらんわな。プンスコ怒って、お前が不健康になっても知らんわって、すごい気持ちがわかる。
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