世界を救わなかった勇者 ~世界の終わりを君と~
人は何を求め、何を恐れ、何を守るのか。
世界は何を許し、何を手放すのか――。
勇者のスキルを授かった少年カイルは、世界を救う存在として期待されていた。
一方、幼馴染のエルナもまた、稀有なスキルを持つ少女として周囲から注目を集める。
だが成長するにつれ、エルナの力は世界そのものを歪め、崩壊へ導く“破滅”の力だと判明する。
彼女を殺せば、世界は救われる。
それでもカイルは、その選択を拒む。
仲間たちに背を向け、世界を敵に回しても、彼はエルナの手を離さない。
――たとえ世界が壊れるとしても。
これは、世界を救わなかった勇者の物語。
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