愛に魔法はいらない
大晦日の夜。
無気力な青年・黒井誠は、公園で一人の少女と出会った。
白川澪。
恋人に捨てられ、家族とも縁を切り、生きる希望を失っていた少女だった。
放っておけなかった誠は、毎夜公園を訪れて少女と話をしながら少しずつ少女の日常を取り戻していく。
だが誠には秘密がある。それは魔法が使えるということだ。
触れた相手の心を安らげる、不思議な力。
だからこそ誠は、人の好意を信じられなかった。
自分に向けられた想いは、本当に自分自身へのものなのか。
季節が巡り、止まっていた時間が少しずつ動き出す。
傷ついた二人が出会い、支え合い、
そして愛を知るまでを描く、新たな始まりの物語。
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