アイディア本舗
新宿二丁目。
オカマBarが入る雑居ビルの三階には小さな相談所がある。
店主の名は、ジェームズ・オールドマン。日本語が堪能なアメリカ人だ。
飲食店、町工場、商店街の老舗、家族経営の小さな会社。そこへやって来るのは、経営難や人間関係に悩む人たちばかり。ジェームズはすぐには答えを出さず、現場へ足を運び、料理を食べ、街を歩き、人の話を聞く。相談者さえ気づいていない「本当の問題」をじっくり見つけ出す。
これは、アイディアで商売を立て直す物語ではなく、相談者の人生を見つめ直すための物語でもある。
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