「スカートの中を見せてください」と騎士になるためにお願いしたら幼馴染から軽蔑されました。

 十六歳の少年、トオルは騎士養成学校の最終学年を迎えていた。騎士になることは幼い頃からの夢であり、妹の病気を治す手段でもあった。しかしトオルには、騎士に必要な力《彩能》が欠けていた。
 彩能とは、色と願いが合わさって発現される非常識な力。
 彩能に対抗できるのは彩能だけ。
 だからこそ彩能飛び交う騎士選定試験でトオルが合格するのは絶望的だった。
 ある日、騎士になるための秘策をトオルは思いつく。それは凶悪犯罪者を捕縛して貢献度による補正を受けるというものだ。
 騎士団ですら何ヶ月も捕まえられない連続殺人犯――亡霊。
 トオルは亡霊を捕縛するため、友人らと共に動き出すのであった。
 その先に後悔の日々が待ち受けているとも知らずに――。
 
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