国一番の魔法使いが事故で私に惚れたせいで、責任を取ることになった
王都で薬師として働くエリナには、幼い頃から叶えたい夢があった。
いつか、宮廷のお抱え薬師になること。
その夢だけを胸に故郷の村を出たエリナは、王都の薬屋で働き始める。しかし、そこで待っていたのは薬師としての成長とは程遠い、雑用ばかりの日々だった。
そんなエリナの前に現れたのは、国一番の魔法使い・カイル。
ある日、薬屋で起きた事故に巻き込まれたカイルは、エリナが作った薬の影響で彼女に恋に落ちてしまう。
魔法によって相手の心に影響を与えてしまった場合、術者には責任を負う義務がある。
本来なら重い罪に問われるはずの事態。しかしカイルは、「自分の屋敷で働けば、すべて許す」とエリナに提案してきて……。
罪悪感からその条件を受け入れたエリナは、国一番の魔法使いとの同居生活を始めることになる。
しかしエリナは知らなかった。
目の前の魔法使いが、十八年前に自分が失った記憶の中にいる幼馴染であり、ずっと彼女だけを想い続けてきた男だということを。
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