趣味で官能小説を書いていた王子が、婚約者に誤解されて婚約破棄されそうになった話
第二王子ザカライアには、人には言えない趣味があった。
それは、官能小説を書くことだ。
このことを知っているのは友人であり、出版社社長の息子であるマックスのみだ。
いつも通り学園の図書準備室で書き上げた作品をマックスにチェックしてもらっている時に、
偶然通りかかったザカライアの婚約者が、彼らの会話を耳にしてしまった。
「――そもそも俺じゃ無くてもいいんじゃないか?ザカライアには俺よりもっと他に良い相手がいるかもしれないだろう?」
「ダメだよ!僕は…僕はマックスじゃなきゃダメなんだ!マックス無しじゃ何も出来ない!」
(はわわっ…)
それは、官能小説を書くことだ。
このことを知っているのは友人であり、出版社社長の息子であるマックスのみだ。
いつも通り学園の図書準備室で書き上げた作品をマックスにチェックしてもらっている時に、
偶然通りかかったザカライアの婚約者が、彼らの会話を耳にしてしまった。
「――そもそも俺じゃ無くてもいいんじゃないか?ザカライアには俺よりもっと他に良い相手がいるかもしれないだろう?」
「ダメだよ!僕は…僕はマックスじゃなきゃダメなんだ!マックス無しじゃ何も出来ない!」
(はわわっ…)