剣聖~約束の花嫁~
『剣聖』の称号を賭けた剣術大会がシグルド王国で開催されると聞いて、参加することにした十六歳の少女シルクは、死霊術師(ネクロマンサー)が支配する大帝国カムラの皇女様。
何代か前の剣聖の子孫であるシルクは、一応、第二シードであるものの、親類縁者から反則勝ちを期待される間違えました心配されるような、天真爛漫で可憐な美貌の姫君。
優勝候補のメイヴェルに一目惚れしたシルクだったが、甘い恋のときめきにひたる間もなく、第五試合でメイヴェルの弟エヴァディザードにファースト・キスを奪われてしまう。
そのエヴァディザードこそは、神座の霊媒師エンの密命を受けた、砂の国からの略奪者だったのだ。
目には目を、歯には歯を。
今こそ、魔皇レオンに略奪された砂の国の花嫁を略奪し返す時――!
だが待て。
シルクは容姿だけなら国が傾くほどの美貌だけど、中身はしょせん魔皇レオンの娘だぞ、いいのかエヴァよ。
そうか、いいのか。
ならばよし!
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