剣の母は十一歳。求む英傑。うちの子(剣)いりませんか?六本目っ!不帰の嶮、禁忌の台地からの呼び声。
ひょんなことから、それを創り出す「剣の母」なる存在に選ばれてしまったチヨコ。
国内外を飛び回っては騒動に巻き込まれつつ、次第に時代の奔流に呑み込まれてゆく。
そんなある日のこと。
チヨコは不思議な夢をみた。
「北へ」と懸命に訴える少女の声。
ナゾの声に導かれるようにして、チヨコは北方域を目指す。
だがしかし、その場所は数多の挑戦者たちを退けてきた、過酷な場所であった。
天剣と少女の冒険譚。
剣の母シリーズ第六部、ここに開幕!
お次の舞台は前人未踏の北方域。
まるで世界から切り離されたような最果ての地にて、チヨコは何を見るのか。
その裏ではいよいよ帝国の軍勢が……。
※本作品は単体でも楽しめるようになっておりますが、できればシリーズの第一部~第五部。
「剣の母は十一歳。求む英傑。うちの子(剣)いりませんか?ただいまお相手募集中です!」
「剣の母は十一歳。求む英傑。うちの子(剣)いりませんか?二本目っ!まだまだお相手募集中です!」
「剣の母は十一歳。求む英傑。うちの子(剣)いりませんか?三本目っ!もうあせるのはヤメました。」
「剣の母は十一歳。求む英傑。うちの子(剣)いりませんか?四本目っ!海だ、水着だ、ポロリは……するほど中身がねえ!」
「剣の母は十一歳。求む英傑。うちの子(剣)いりませんか?五本目っ!黄金のランプと毒の華。」
からお付き合いいただけましたら、よりいっそうの満腹感を得られることまちがいなし。
あわせてどうぞ、ご賞味あれ。
それでも勝手な言い分でしか無い。
それだけの思惑があるならば、最初から同盟を打診して、秘密裏に条件を整え、領土の一部割譲の工作も当然出来た。
結局、武力で制圧すれば簡単と踏んでいた故の怠慢。
圧倒的武力のつもりが、剣の母と金禍獣に恐れをなしているに過ぎない。
そもそも、その条件で一時領土化すれば手放すつもりだったなら、人を禍獣化する研究は要らないだろう?
各国に仕掛けた国崩しも不要。
高潔とは言えないねぇ。
最初から侵略を行う気で秘密裏に要塞を建造し、軍を並べての砲艦外交、圧迫外交しかしていない。
人心掌握術は巧みだが、信用など出来ない人物でしかないよ。
ははははは
無刀取りの極意は抜かせない事。
手練れは手練れだったのだろうね。
きっと邪魔な人物の抹殺なんかお手の物だったんだろうし、鍛練もしていた。
だが、それはあくまでも『格下』相手。
手本通りの動きが染み付いている。
実戦で鳴らした影とでは、違いすぎる。
大半は助けられたかもしれんが、やはり被害者は発生する。
戦争なのだから当たり前と言えるが、そもそも戦争をしなければ良いだけの話。
それが出来ないのが、この姫さんの限界だね。
正面から戦う将軍には向いている。
策を巡らせる事も出来る。
身内を大事に思う情はある。
身内を切り捨てる冷淡さもあるだろう。
だが、国を『本当の意味』で富ませる事は出来ないかな。
『強き王』と『善き王』
目指すべきを間違えると大変だよ。
一年あればこちらはほぼ帝国に蹂躙されて終わっているね。
優秀だという皇女なら、余裕でしょうよ。
とはいえ、所詮他国を侵略しなければならないという『カビのはえた掟』に縛られる程度の器でしか無いんだよね。
さて、時間経過が違うので多少の寄り道は可能。
事態収集してから、南の果てを目指さないとねぇ。
争いを避けるのは時として大きな間違いに繋がる。
短絡的に過ぎるとはいえ、両皇子の行動を予想も出来ていなかったなら、今回は皇の考えの浅さが露呈した形。
国を護る為には、血を流す覚悟を決めて、トップが檄を飛ばす必要がある場合がある。
そうする事で、逆に性急な開戦を抑止できたのだけどね。
まあ、こうなっては致し方ない。
己の不明を恥じる前に、次の手を考えましょう。
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