悪果忍侠伝
開府以来、急速に成長し肥大化を続ける江戸の黎明期。
拡大の一途を辿るこの地には、
善人も悪人も、物や銭、夢、野心……あらゆるものが流入していた。
文化とともに咲き誇るは悪の華。
その中には太平の世で行き場を無くした、
数多の忍びの者たちもまぎれ込んでいた。
光が強くなるほどに影は濃く深くなっていく。
華やかなりし日常の裏では、どす黒い欲望が渦を巻く。
それが明暦の大火を機に、いっきに溢れ出す。
魔都と化した江戸の闇で蠢く無法者たちの物語。
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