遍体観測 - 30年に1度しか出会えない、あなたと -
吃音ゆえに誰からも「観測されない」18歳の私は、夜の街でマッチを灯す様に、誰かに見つけてもらう日々を送っていた。
ある夜。いつもの公園で天体観測をしている私が出会ったのは「平成時代」の制服を着てガラケーを持つ不思議な少女。
彼女は言う。「あたしを観測してくれて、ありがとう」――。
30年に1度「誰かに観測をしてもらえた時だけ」生きることができる少女との、ひと夏の友情と別れ。
心の奥に静かに沈む、繊細で切なくもやさしい、青春小説です。
第9回ライト文芸大賞 参加作品。
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