僕は魔法が使えない

学校一、浮いている彼は
嘘をついている風でもなく
こういうのだ。

「僕が使えるのは、
魔法ではなく魔術です」

私もたいがい浮いてますが
なんていうか、その…

『頭、大丈夫?』

なるべく関わらずに
過ごそうと思っていた矢先。
何の因果か隣の席になった
私と彼。


んー。
穏やかに日々が過ぎますように。


―――――――

カクヨム、ノベマ!でも掲載しています。
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