弱虫ダンジョン配信者の僕、宿った本物の殺人ピエロと代わったら『演技うますぎ』とバズった
【毎日18:10更新】
『演技うますぎ』
『立ち姿が完璧』
コメント欄が沸く。演技ではない。
弱虫な男子高校生配信者・白瀬律の体には、本物の殺人ピエロが宿っている。
「観客がいないなら、私は人を斬る」
斬るのはモンスターだけ。体を貸すのは、律が許したときだけ。そう取り引きして始めた初配信は、同接0。
「少年、私の何がいけない。立ち方か。声の張りか」
人を斬るとまで言った道化が、0ひとつでうろたえている。
そこへ、死神のような骸骨が現れる。真っ先に前へ出た律が、膝をついた一瞬に「代わって」と許す。
丸かった背中が伸び、顔に白粉と黒い線が浮かぶ。骸骨は、一振りで光の粒になった。
翌朝、切り抜きは約12万回再生。教室で回る切り抜きの本人が、すぐ隣で卵焼きを落としかけていることに、誰も気づかない。
窓辺のピエロがねだる。「言ってやれ。あれは私だと」
言えるわけがない。
褒められるのは、いつも道化。それでも、切り抜きを見返した視聴者が気づき始める。
『震えてるのに先に出てる』
人を斬りたい道化と、斬らせない弱虫の、噛み合わないダンジョン配信。
『演技うますぎ』
『立ち姿が完璧』
コメント欄が沸く。演技ではない。
弱虫な男子高校生配信者・白瀬律の体には、本物の殺人ピエロが宿っている。
「観客がいないなら、私は人を斬る」
斬るのはモンスターだけ。体を貸すのは、律が許したときだけ。そう取り引きして始めた初配信は、同接0。
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翌朝、切り抜きは約12万回再生。教室で回る切り抜きの本人が、すぐ隣で卵焼きを落としかけていることに、誰も気づかない。
窓辺のピエロがねだる。「言ってやれ。あれは私だと」
言えるわけがない。
褒められるのは、いつも道化。それでも、切り抜きを見返した視聴者が気づき始める。
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