悪役令嬢として断罪されたけど、攻略対象全員に溺愛されてます

 王国歴一一八七年。
 盛大な音楽と花の香りに包まれた王立学園の大ホールの中央で、私は一人立たされていた。

「リリアーナ・フェルステイン嬢。お前の悪行の数々、この場で断罪する!」

 婚約者である王太子アレクシス殿下の声が、ホールに響き渡る。
 私は静かに彼を見つめた。金の髪、宝石のような碧眼。その輝きはかつて、私にとって唯一無二の光だった。
 ……ほんの一週間前までは。
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