心配だったら、何を言ってもいいんですか?
王立リオネル学園の二年生テシアは、誰かが笑うと、その理由を探してしまう。
答えが見つかる頃には、話はいつも先へ進んでいた。
学園の祝祭で、中庭の灯りを作る係になったテシア。
一緒に組むことになったのは、いつも人の輪の中にいる同級生オルヴェだった。
「でも、次は来ないって教えて」
暗い曲がり角に灯りを足すこと。約束を破られたら、そう伝えること。
言いたいことを一つずつ言葉にするたび、二人の距離は少しずつ近づいていく。
けれど家族からは「人付き合いを覚えなさい」と言われ続け、オルヴェとも皆の前でぶつかってしまい――。
人に合わせるのが苦手な少女が、自分の速さで歩くことと、その隣を歩いてくれる人を見つける学園恋愛短編。
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